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アシタバ(明日葉)の効果や効能について

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▼成人病予防、利尿、整腸

繁殖力の強いものには強壮作用があるという。その説を裏づける格好の植物がアシタバ(明日葉)だ。朝餉のおかずに葉を摘んだのに、翌朝には同じ場所から葉が伸びている。したたかな生命力にちなんで「明日葉」の名がついた。八丈島の人たちが疎菜としていたのが、「芹よりも明日葉匂ひ売られけり」(友二)と、いまや全国的に広がり、温暖地で栽培されている。

アシタバ(明日葉)とは

アシタパは日本の中南部が原産といわれるセリ科の多年草。黒潮の洗う暖かい海浜地域に分布し、伊豆七島だけでなく房総半島、三浦半島、紀州などにも自生する。茎丈は一メートルほど。葉はウドに似ており、茎や葉をちぎると黄色い汁が出てくるのが特徴だ。その強壮作用は遠く中国にまで響いたらしく、秦の始皇帝や漢の武帝が使者を派遣したという徐福の伝説に似た言い伝えもある。

アシタバ(明日葉)の効果、効能について

とにかく栄養価がすごい。カロテン、ビタミンC、鉄、カリウムなどは緑黄色野菜のトップクラスだ。葉や茎を切ったときに出る黄色い汁はフラボノイドという抗酸化力のある物質で、ガンを予防したり便通を整える作用がある。ビタミンAの元となるカロテンやビタミンCも抗酸化力があって相乗的に免疫力を高め、カリウムは利尿と降圧、鉄は貧血に効くから、貴重な疎菜であろう。
まだある。アシタバ(明日葉)の葉にはイソクエルチトリンやルテオリンという配糖体を含んでおり、利尿、便秘、毛細血管の強化などの薬効を示す。だから産地ではアシタバ(明日葉)の葉をお茶代わりにして高血圧に備えてきた。春から夏にかけての若葉を摘み取り、細かく刻んで陰干しにする。よく乾燥したものを缶に保存して、お茶のように熱湯を注いで飲むのだ。

摂取方法

またアシタバ(明日葉)の葉一本分とタマネギの皮五グラムほどを100㏄の水で半量になるまで煎じ、一日二回に分服する高血圧症の民間療法も伝えられている。あるいは生の葉をジューサーにかけて青汁にし、一日100㏄を限度に飲み続けても新陳代謝を高め、利尿、降圧、催乳などの効果もあるという。

春先の若葉は茹でて浸し物やゴマ和えにするとおいしい。磯の香に似たさわやかな香りがあり、少し苦味は残るが、これがまたアシタバ(明日葉)らしい味として喜ばれる。独特の匂いが気になる人は葉を茹でてからちょっと水にさらすと、アクが抜けて食べやすくなるだろう。アクが強いと蕁麻疹をみる人もいるので、怪しいと思ったら食べるのを止めること。

「あしたばや岬へ抜ける石だたみ」(むめ)――最近では八丈島特産と称する明日葉茶もデパートなどで市販されている。塩漬けや佃煮類も土産品化していると聞いた。それはそれとして、庭先にでも植えてみたい実用野菜である。生命力が強いからベランダ栽培でも期待に応えてくれるだろう。

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