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ブロッコリーの持つ効果、効能とは

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▼抗潰瘍、降血糖

わたしぐらいの年齢になると、外来文化にはすぐ馴染めない傾向がある。食べ物も例外ではない。片仮名の果物や野菜が出てきても、しばらく食べてみる気にはなれないものだ。だからブロッコリーは特別だったのだろう。葉緑素がたっぷりの外観に惹かれて、何の抵抗もなく食べてしまった。茹でてマヨネーズをかけただけなのに、味もいい野菜である。

ブロッコリーとは

ブロッコリーはイタリアを中心とする地中海沿岸が原産地で、アブラナ科の緑黄色野菜。カリフラワーとともに、キャベツを改良してつくられた品種だという。栽培の歴史は古いらしいが、ヨーロッパでも一般に広まったのは第二次世界大戦後のこと。だから日本の家庭に普及してからせいぜい30年ほどしか経っていない。味もよく、栄養も豊かとあって、千葉、埼玉、愛知などでも栽培されている。

ブロッコリーの効果、効能

栄養価で注目されるのはビタミンCの含量だ。レモンの2倍、ジャガイモの7倍というから、100グラムも食べれば1日の必要量を満たす勘定になる。ほかにも野菜としては豊富な蛋白質や、ビタミンA効力のβカロテン、B群、E、カリウム、カルシウム、食物繊維などが多い。一株食べても40キロカロリー程度であることも、この野菜の魅力であろう。

豊富なビタミンやミネラルは、粘膜や皮膚の抵抗力を強めたり、糖質や脂質の代謝を促したりして抗酸化力や免疫力を高めてくれる。食物繊維が多いことは整腸作用のほか血糖値が上がるのも防ぐ効果を示す。ブロッコリーにはインスリンの働きを高めて血糖をコントロールするクロムも含まれているので、糖尿病にも好影響があるわけだ。

最近の報告によると、ブロッコリーには発ガン物質を抑えるインドール化合物やスルフォラファンが含まれているともいう。この研究が臨床にどれだけ貢献できるかは今後の推移を待つほかないが、福音となってほしいものである。また胃の粘膜を保護して潰瘍を防ぐビタミンUなども検出されており、ブロッコリーは大いに期待できる食材であろう。

食材として

1年中出回っているのも魅力だ。あえて旬といえば晩秋から冬にかけて。緑の少ない時期に栄養豊かな食材を提供してくれるのはありがたい。折しも風邪のシーズンに当たるわけで、その予防にも役立つ。長ネギとブロッコリーを煎じて飲むと、悪寒や軽い頭痛、初期の風邪に効くという話もある。

問題は鮮度の低下が早いこと。だから保存は考えないで、買った日に使いきってしまえばよい。茹でるときは塩を少し加えた熱湯に茎の部分から入れ、歯触りが残る程度にすること。むらなく加熱できてCの損失も少ない。炒め物や揚げ物にすると脂溶性の栄養素も効率よく摂取できるだろう。

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