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キャベツを食べて得られる効果、効能

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▼抗潰瘍、鎮痛、便秘

梅雨が始まるころから、キャベツの珠が太りだす。葉牡丹を思わせる葉が白緑の珠を抱いて朝露に濡れているさまは新鮮だ。玉菜とも甘藍ともいう。「家路の娘玉菜を抱きて幸福に」とあるように、誰からも好まれる野菜。煮込みから漬物まで食用範囲の広いキャベツは一年中店頭に出ているが、旨いのは春だろう。旬の味である。柔らかい葉をサラダにするのが手っ取りばやい。

キャベツとは

キャベツは地中海沿岸が原産地でアブラナ科の二年生結球葉菜。江戸時代にオランダ人が伝えたという。一般に寒い地方では春まきの夏栽培、暖地では夏まきの冬栽培、そして中間地帯では秋まきの春栽培というわけで、周年出荷といっても地帯別の分担になっている。もともとは結球しない葉莱だったが、品種改良で現在のような形になった。野菜として普及したのは明治に入ってからである。

キャベツの効果、効能

キャベツの際立った特徴は、ビタミンUを含んでいることだろう。別名をキャベジンといい、胃壁の粘膜を丈夫にしたり、傷ついた胃壁を修復したり、潰瘍を抑えたりする作用を示す。この成分が発見されたのは1940年だが、キャベツの青汁で潰瘍にすぐれた効果を得たという報告もある。それに、キャベツに含まれている硫黄や塩素などのミネラルも消化や吸収を助ける働きがあるので、胃腸には何かと都合のいい食材だ。

さらにもう一つ。キャベツにはビタミンCが多い。淡色野菜ではトップクラスだろう。大きい葉を1枚食べれば1日に必要なビタミンCの70%ぐらいは補給した勘定になる。そのうえ食物繊維やカルシウムも含むので、便秘、整腸にも効果的だ。トンカツにキャベツの千切りは定番になっているが、消化を助けるための理にかなった献立といえるだろう。栄養のバランスをとるためにもキャベツは残さず食べたい。

民間療法

キャベツは民間療法としても利用されてきた。よく知られているのは青汁療法。食べすぎや二日酔いで胃がもたれる、むかつくといったときは、キャベツを半分ほどジューサーにかけて飲む。かなりの即効性がある。ただし冷え症の人は程々に。軽い火傷のときは、キャベツの葉をもんで患部に湿布するとよい。血液の凝固を促すビタミンKも含んでいるから、怪我のときも葉の湿布は効くはずである。

おもしろいことに、キャベツは栄養を含んでいる部分が均一ではない。中心部にはビタミンCが多く、外側の緑色部にはカロテンや必須アミノ酸が含まれている。だから1枚ずつはがして使うよりも、輪切りにして用いた方がバランスのとれた栄養を摂取できるわけ。なおキャベツを買うときは全体が瑞々しく巻きがしっかりしたものを選ぶこと。新聞紙に包んで冷暗所におけば、冷蔵庫に入れなくてもよい。

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