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白菜(ハクサイ)から得られる効果、効能

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▼便秘、利尿、解毒

霜の降るころ、なお青々と畠を彩る冬菜は瑞々しい。「白菜の山に身を入れ目で数ふ」は出荷風景であろうか。中国や韓国では菜類で最も常食されているのが白菜だという。日本でも鍋物にこれがないと間抜けしたようになるし、漬物、汁物などに広く利用されている。冬場のビタミン補給に最適の野菜だ。

白菜(ハクサイ)とは

ハクサイは中国の東北部が原産というアブラナ科の越年生草本。カブと漬菜を交配してつくれたもので、日本には慶応二年に渡来したとか。漢方では整腸、緩下の作用があるとされている。『名医別録』という本草書にも、「腸胃を通利し、胸中の煩を除き、酒渇を解す」とあった。鍋物やすき焼きで一杯といった場合には都合のよい野菜といえるわけ。

白菜(ハクサイ)の効果、効能

白菜の95%は水分で占められている。しかし淡白野菜としては多めのビタミンAやCを含み、インドール化合物を含有しているのが特徴。この成分には発ガン物質の解毒酵素をつくる働きがあって、ガン予防に効果的だ。同じアブラナ科のキャベツやカブにも共通である。塩分を調節するカリウムや骨を強くするカルシウムにも恵まれているので、老人食にも適しているだろう。

民間療法

民間療法でも用途は広い。まず便秘の解消には白菜スープがある。刻んだ白菜にショウガ汁と酒で味を調えスープをつくってみよう。ミネラル分に富む芯を捨てないで入れるのがポイント。便秘だけでなく利尿効果もあるからむくみのあるときに適している。疲れて食欲がないときは辛味の効いた甘酢漬けがよい。

二日酔いには白菜をガーゼに包んでつぶし、しぼり汁を盃に1~2杯飲むと、酒毒を消す作用がある。火傷には白菜で冷やすと効果的。冷やす力で炎症を和らげるのだから早く湿布するほど効く。漆かぶれなどには白菜を摺り鉢でどろどろにし、湿布を繰り返すと痒みが緩和されるだろう。

調理するときに注意したいのは、白菜のビタミンCやカルシウムは水溶性だから水や熱に弱いことだ。加熱しすぎないようにし、溶けた栄養分もとれるよう煮汁なども工夫したい。また糠味噌漬けにした場合はビタミンCの量を保ったままB1、B2が増えて整腸作用も強化されるメリットがある。キムチのようにニンニクやトウガラシを加えるのもよい。さらに抗酸化力を強め、免疫力を高めるからだ。

雪国ではよく白菜を洗っている風景に出会う。「洗い上げ白菜も妻もかがやけり」は、冬支度の1つを終えてホッとした点景であろう。これから漬物の仕込みにかかり、長い冬に備えるのである。「壁土の日がざらざらと冬菜干し」も雪囲いのある地方でみられる光景。白菜は代表的な冬の蔬菜だ。

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