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更年期に多い冷え症は「冷えのぼせ」?克服するための養生法

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40代から50代にかけて見られる更年期の症状。さまざまな症状がありますが、特に更年期になると足腰などの下半身が冷えて、顔などの上半身がほてる「冷えのぼせ」が冷え症の症状として起こりやすくなります。更年期だからと言って我慢せずに、快適に生活するためにも冷え症には早めに対処していきたいものです。

更年期に起こりやすい冷えのぼせの症状の原因とその対処法について漢方的に解説していきます。

更年期に起こりやすい「冷えのぼせ」とは?

「女性の一生は7年周期」という話を聞いたことはありませんか?7の倍数の年齢ごとに、女性は体の変化を体験すると昔の人は考えました。この考えによれば49歳になると閉経が近づいてくると考えられていますが、最近では「プレ更年期」という言葉もあるほど更年期の症状が若い頃から現れる人も増えています。

特に、その更年期において辛い症状として挙げられるのが「冷え症」です。ホルモンバランスや自律神経の働きが乱れることが原因だと西洋医学では考えられています。この冷え症の中でも更年期に特徴的によく見られるのが「冷えのぼせ」です。

「冷えのぼせ」は足などの下半身は冷えるが、顔などの上半身はほてる症状のことをいいます。更年期に良くみられる「ホットフラッシュ」の症状も「冷え」の症状の一つとして考えることができます。人間は「頭寒足熱」が良いと言われるように、頭が冷えて足は暖かい状態が理想的な環境です。顔がほてると頭がぼーっとしたり、イライラしたり、足が冷えると眠れなくなったりなど、他にも不調を引き起こす原因にもなります。

更年期には「腎」の働きが低下する

では、漢方では更年期の冷えをどのように捉えているのでしょうか。

更年期になるとホルモンの分泌が低下することが更年期障害の原因の一つであり、漢方ではこのホルモン分泌に関わっているのは「腎」になります。「腎」というと、西洋医学の腎臓を想像しがちですが、他にもホルモン分泌に関わっている「卵巣」や「子宮」、そして「膀胱」などの臓器や、自律神経の働き自体も「腎」に当てはまります。

この「腎」には生長発育を促したり、生殖機能をコントロールするはたらきがあります。また「気血水」の中でも水をつかさどっていて、水の巡りを促したり調整したりすることができます。そのため腎の機能が低下すると、水の巡りが悪くなったり、逆に冷えると腎の働きが低下してしまうこともあります。

冷えのぼせは「気」の滞りも関係

特に冷えのぼせの症状の場合には、「気」のめぐりが関係しています。そもそも「気」は軽いので下から上に上がる性質があります。そのため緊張すると「気」が上昇する「気逆」の状態になって顔が熱くなったり、発作性の頭痛が起きたりするのです。

この「気」の巡りは「肝」の働きにより促されていますが、イライラしたりストレスがかかると「肝」のはたらきが乱れます。「肝」が乱れると「気」の巡りも悪くなり、「気逆」や「気滞」という状態を引き起こします。その結果、顔がのぼせたり、頭痛や肩こりなどの症状が起こります。

また、「気」の巡りが悪くなることで「血」の巡りも悪くなることがあり、顔がほてるだけでなく、逆に足腰が冷える「冷えのぼせ」や生理不順などの危険性も出てきます。

更年期の冷え症を改善する方法は?

では、更年期の冷え症を改善するにはどう対処したら良いのでしょうか?次に自分でできるセルフケアを紹介します。早めの対処で辛い冷え症を和らげていきましょう。

毎日の入浴または足湯で体を温める

足が冷たいと感じる、冷えのぼせに悩んでいるという場合には、入浴や足浴で温まりましょう。沸かしたお湯だけでも温まりますが、入浴剤やアロマをうまく使うと温浴効果が高まります。ヨモギやビワの葉などを利用した入浴剤は冷え症解消に効果があります。また、冬至の時に入浴する「ゆず湯」も体を温める効果が高いので、日常的に取り入れてみると良いでしょう。

適度な運動を習慣にする

気の巡りが悪いタイプの方は気の流れを良くするのに運動が有効です。疲労が溜まって気が不足している場合を除けば、ジョギングなどの有酸素運動もおすすめです。気の巡りを良くするには森の中や朝の散歩も良いでしょう。

日々の食生活で体を冷やさない工夫を

普段食べているものが、冷えを悪化させている要因となっていることもあります。特に体を冷やしやすいのが、生の野菜や南国のフルーツ、白砂糖や夏が旬の食べ物などです。これらは摂りすぎないように気をつけて、体を温める作用のある赤身の肉類、根菜類、味噌、冬に旬を迎える野菜などを取り入れるようにしましょう。

更年期の冷え症は悪化する前に早めの対処が肝心

更年期の冷え症はホルモン分泌の変化などが関わり、自分ではどうにもならないと我慢してしまう方がいます。しかし、冷え症を完全に治すことは難しくても、工夫次第で悪化を防ぐことは可能です。今回紹介したようなセルフケアを取り入れたり、漢方薬を使うのも方法の一つです。諦めないで早めに対処し、冷え症の悪化を防いでいきましょう。

 

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