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鼻水を伴う風邪に効く漢方薬と辛い症状を和らげるセルフケア

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風邪の症状には色々ありますが、鼻水は日常生活の妨げとなったり、睡眠に悪影響を及ぼしたりすることもあるので非常に厄介な症状です。鼻水の分泌を抑えるために西洋薬を使うことも有効ですが、副作用として眠気が起こりやすいので気になる人も多いでしょう。

そんな時には漢方薬も選択肢の一つとなります。鼻の症状に効く漢方薬を上手く取り入れて、辛い症状を和らげましょう。

そこで今回は鼻水を伴う風邪におすすめの漢方薬の選び方とセルフケアについてお話していきます。

風邪のときの鼻水の症状は何が原因?

風邪とは専門的には「かぜ症候群」と呼ばれ、のどの痛み、発熱、鼻水など様々な症状を来す、上気道(鼻・のど)の感染症のことです。ウイルスが粘膜から感染して体内に入りこむことで様々な症状を引き起こします。鼻水はその入り込んだウイルスを追い出すための防御反応の一つです。

 

漢方的にはウイルスという概念ではなく、外からの「邪気」が入り込んで風邪をひくと考えられています。特に邪気の中でも「風邪(ふうじゃ)」が「寒邪」(かんじゃ)や「邪」(ねつじゃ)などと一緒に入ってきた時に、風邪をひきます。

例えば、サラサラとした鼻水は風邪と共に寒邪が入ってきて体が冷えてしまった場合に起こりやすい症状です。冷えることにより、「水」の流れが悪くなり上手く排泄できなくなり外に溢れ出たものが鼻水です。「水」が「気」を動かそうとするため、くしゃみが出るようになります。他にも、寒邪による症状として、ぞくぞくと寒気がしたり、頭痛などを伴うことがあります。

 

また、鼻水がねっとりして、鼻づまりが起きている場合には、熱が体にこもっていると考えられます。原因としては「水」の巡りが悪くなり、さらに「気」の流れも妨げてしまい、余った「気」が熱に変わっていきます。その熱が鼻水の水分を奪うことで粘性の高い鼻水が出たり、鼻づまりが起きるのです。

 

風邪の鼻水に効く漢方薬の選び方

風邪の鼻水症状は「サラサラと水様のタイプ」と「ねっとり粘性の高いタイプ」の大きく2つに分けることができます。それぞれ原因が異なるので、適した漢方薬も変わってきます。そこで、鼻水の症状ごとに適した漢方薬の選び方をご紹介します。

水っぽい鼻水がだらだらと出る

サラサラと水っぽい鼻水が止まらないという場合には、「水」の巡りを改善して、体の冷えを取ることが必要です。このような、冷えを伴う鼻水の場合によく使われるのが「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」です。花粉症などのアレルギー反応による鼻水にも使われることの多い処方ですが、風邪の場合でも効果が期待できます。

小青竜湯は「水」が溜まって、冷えた部分を温めて水分代謝を促すと共に「気」を動かすことで鼻水を改善します。体表に入ってきた「寒邪」が「肺」にまで入ってきて、鼻づまりや咳などの症状を引き起こしている場合にも対応します。「肺」を温め、肺に溜まった「水」を乾かして、その機能を高める効果があります。

 

鼻づまり、薄い粘性の鼻水が出る

風邪の症状が進行してくると、最初はサラサラとした鼻水だったのが、粘り気のある鼻水へと変わっていきます。水が溜まってむくみ、鼻粘膜がうっ血して鼻が詰まったりすることがあります。

このようなときには、体を温め「水」の排出を促し、うっ血を除く漢方薬が適しています。例えば、「葛根湯加川芎辛夷湯(かっこんとうかせんきゅうしんいとう)は、風邪の定番薬で体を温める作用のある「葛根湯」に「血」の巡りを良くしてうっ血を除く「川芎」と、発散作用のある「辛夷」を加えた漢方薬です。風邪の中期から後期に起こりやすい鼻づまりや、慢性鼻炎などにも適応します。

 

鼻づまりが強く、黄色く濃い粘性の鼻水が出る 

 風邪が慢性化し治りづらくなったり、蓄膿症にまで進展すると、鼻水はドロっと粘性を帯びたり、黄色味がかったり、更には強い鼻詰まりがおこることがあります。このような状態では溜まった「水」が「気」の巡りを妨げることで、熱がこもるようになっているため、「水」の排出を促したり、熱を冷ます漢方薬が適しています。

辛夷清肺湯は、肺にこもった熱を冷まし、潤す作用のある石膏や、鼻の通りを良くする辛夷が配合されている漢方薬で、こじらせたり、慢性化した膿を伴う粘性の鼻汁や強い鼻づまりに効果があります。

 

辛い鼻水症状を改善するためのセルフケア

鼻の辛い症状を改善するには漢方薬の力を借りるのも良いですがセルフケアも役立ちます。鼻の症状によってセルフケアを使い分けるとより効果が高まります。以下を以参考にしてセルフケアを取り入れてみてください。

 

サラサラした鼻水ならば「冷え」を取ろう

体が冷えてサラサラとした鼻水が止まらない場合には、とにかく温めることが大事です。体を衣類やストールなどを使って温めるとともに、生姜やネギなどの辛味野菜を取り入れて体を内側から温めましょう。冷たい水分を摂りすぎないように注意して、体を冷やす作用のある夏野菜や南国のフルーツ、白砂糖は控えることが大切です。

 

熱のこもった鼻づまりならば「熱」を冷まそう

鼻づまりやドロっとした鼻水が出るようなときには、こもった「熱」を冷ますセルフケアを取り入れましょう。レンコンやごぼう、豆腐などの食材がおすすめです。熱を取り去る作用のある、「ペパーミントティー」や「菊花茶」なども良いでしょう。

 

風邪の鼻水は漢方の力を借りてラクになろう!

風邪をひいた時、いつまでも鼻水がダラダラと出てくるのを放置したり、鼻づまりで眠れないのを我慢していると、生活にも支障が出てきてしまいます。少しでも早く症状を和らげたいのであれば、悪化する前に早めに対処することが大切です。

漢方薬は体のバランスを整えることで、辛い鼻の症状を和らげてくれる頼りになる存在です。そして、回復を促すにはセルフケアを取り入れることも大事です。漢方の力を取り入れて、辛い鼻の症状から1日でも早く抜けだしましょう。

 

 

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