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下痢をする時に効果のある6種の漢方薬

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下痢をする原因を大別すると五つになる

下痢とは、便がやわらかくなるものをいう。排便回数とは関係がない。正常な便の水分含有量は約七五パーセントであるが、八五パーセントを超えると、半液状または液状の便、ときには水のようになり、これが下痢便である。

下痢をする原因

大別すると、五つの場合が考えられる。

①生理的なもの。繊維の多いものを食べすぎたとか、冷たいものを飲んだ場合に起こる。悩みごとによる心因性下痢も、このジャンルである。

②アレルギー性のもの。ある特定の食品、たとえば冷たい牛乳・卵・そばなどを飲食すると必ず下痢を起こすもので、食餌性下痢ともいう。

③神経性下痢。過敏性大腸といって、精神的ストレスなどによって、大腸の働きが異常になり、下痢を起こすもの。比較的ケースが多く、長期間つづいたり、再発をくりかえしたりする。

④異物の侵入によるもの。ウイルス・細菌・寄生虫などが体内に侵入する感染性のものと、食中毒や薬剤・化学物質などによる中毒性のものがある。いずれも、急に発病し、発熱・腹痛・吐きけ・嘔吐などをともなう。

⑤腸に器質的な問題がある場合。これは慢性下痢のかたちをとりやすい。

なお、乳幼児はちょっとしたことからも、下痢を起こすが、発熱とか、不機嫌・不元気・食欲不振などをともなった場合は要注意だ。ふだんから栄養状態のわるい乳児に多いようである。

漢方では泄瀉(せっしゃ)の下痢か、痢疾(りしつ)の下痢か

下痢を泄瀉と痢疾の二つに大別する。泄瀉は現代医学的にいえば小腸炎性下痢である。つまり、排泄される便に水分の量が多く、便の量も多いが、一度にさっと出て、残った感じのないもの。痢疾は大腸炎性下痢に相当し、大便の量はそれほど多くはなく、回数が多く、何回も便意をもよおすが、いつもすっきりと出きらないもの。便意と同時に下腹痛、俗にいうしぶり腹をともなうこともある。

下痢をする時に選ぶべき漢方薬

半夏瀉心湯

胸元がつかえて、押すと抵抗があり、お腹がゴロゴロ鳴って、泄瀉するものに。

黄芩湯(おうごんとう)

下痢して、みぞおちがつかえ、腹痛がし、泥状便・粘液便を排出するものに用いる。

五苓散

子どもの寝冷えや、冷たい飲みものを飲んで下痢した場合によい。のどが渇き、水をよく飲むが、小便の出はわるいというのが目標。

桂枝加芍薬湯

痢疾で、腹痛がある場合に。

人参湯

虚弱な人で、血色がわるく、冷え症、脈にも腹にも力がなく、胃症状がある人に。

真武湯

脱力感があり、からだが疲れ、血色もわるく、足も冷え、食べるとすぐくだる人に。

水分補給を忘れずに

発熱するような下痢には、安静と絶食が必要である。初期には下痢止めを用いない。逆に下剤を服んで、腸内をからっぽにしてしまったほうがよいこともあるからだ。

いずれにせよ、下痢は水分とともに排出されるので、水分欠乏による脱水症状を起こしやすい。水分補給をじゅうぶんに行うことが大切である。

民間療法

ゲンノショウコを煎じて飲む方法が有名。やや濃めのものが効く。

イチジクの実を、一日に三~四個食べる。葉をかげ干しにしたものをお茶がわりにするのもよい。

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