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麻黄配合の漢方薬は妊婦さんにNG?!注意したい麻黄が入った漢方薬

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漢方薬は安全だから…と思い込んで妊娠中に自己判断で飲んでしまうのは危険です。いくつかの生薬成分に注意が必要ですが、妊娠中に飲むべきではない成分として麻黄が挙げられます。麻黄は葛根湯のように身近な漢方薬にも含まれている生薬で、気をつけていないとうっかり口にしてしまう可能性もあります。

今回は麻黄の妊婦さんに対する悪影響、また具体的に気をつけたい漢方薬を紹介していきます。

 

麻黄ってどんな生薬成分?

さまざまな漢方薬に配合されている「麻黄」という生薬の主成分は総アルカロイド(エフェドリン類)です。麻黄には強い発汗作用があり、鎮痛、鎮咳、去痰などの作用もあるため風邪薬によく用いられています。

麻黄に多く含まれているエフェドリンは副腎髄質ホルモンのアドレナリンに化学構造が似ているので、中枢神経および交感神経を興奮させて、不眠や動悸、発汗過多などの副作用を起こすこともあります。

 

麻黄を妊婦さんが使ってはいけない理由

麻黄が入った漢方薬を妊婦さんが使用することは原則としては禁じています。その理由としては、まず主成分のエフェドリンには末梢血流を損なう作用があり、胎盤の血流に悪影響を与える可能性があるためです。

また、妊娠中には「下剤」「利水」「発汗」の作用が強い生薬を使うべきではないと考えられています。麻黄は特に発汗作用が強いため、妊娠中には不向きです。妊娠中は総じて「虚」の状態であり、強い発散作用により陽気を損なってしまう可能性があります。

エフェドリンには血圧を上昇させる作用もあり、妊娠中の高血圧を悪化させることもあるため注意が必要です。

 

麻黄が配合されている妊娠中に注意すべき漢方薬

麻黄は多くの漢方薬に配合されている生薬であり、注意していないと妊娠中に飲んでしまうこともあるかもしれません。妊娠中はなるべく飲まない方が良いとされているため、麻黄入りかどうか確認してから購入または服用することをおすすめします。

 

麻黄を配合している漢方薬のことを「麻黄剤」とも呼びます。具体的には次の処方が当てはまります。

麻黄湯・・・体力が充実しているタイプの風邪の初期に使用。発汗、鎮咳、鎮痛などの効果がある

葛根湯・・・体力が充実しているタイプの風邪の初期に使用。発汗、首筋の緊張緩和、鎮咳などの効果がある

麻黄附子細辛湯・・・虚弱なタイプの風邪の初期に使用。悪寒や寒気を緩和する

麻杏甘石湯・・・咳や喘息の症状がひどい時に使用。

小青竜湯・・・鼻水を伴う風邪の初期のときに使用。アレルギー性鼻炎や花粉症にも対応する

 

万が一、妊娠中に飲んでしまった場合は?

漢方薬は安全性が高いと言われますが、薬である以上、妊娠中は慎重な使用が望まれます。もちろん中には古くから「安胎薬」と呼ばれる漢方薬もあり、医師の処方のもとで適切に使用すれば問題のないものもあります。

麻黄配合の漢方薬でも、治療上ほかの選択肢が考えにくく、使用する方がメリットが高いと考えられる場合には使われることもあります。しかし、あくまでも医師の判断となり、患者が自己判断で使うべきではありません。妊娠中で漢方薬を服用したい場合には専門医に相談することをおすすめします。

 

妊娠中における漢方の服用は慎重に!

妊娠中は普段とは違った特別な体の状態にあります。麻黄はさまざまな漢方薬に含まれていて非常に有用な成分でありますが、妊娠中には母体および胎児に思わぬ影響を及ぼすことがあります。漢方薬を飲む時にはよく成分を確認してから服用することをおすすめします。

妊娠中は安全だと思い込んで漢方薬に手を出す前に、まずは妊娠の時期、症状などから総合的に判断することが必要です。自己判断せずに使用すべきかどうか医師とよく相談しましょう。

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