menu

熱が出た場合に飲むと良い漢方薬とは

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

他の症状との関わり方が重要です。

ふつう、三九度以上の発熱を高熱という。高熱の場合は、ただちに医師に連絡する必要がある。三七度前後の微熱の場合は、他の症状との関わり方を見たうえで、しばらく様子を監視しよう。

熱が出た場合は、なによりも安静にすることが大切だ。床をとって横になり、ムリをしてはいけない。むろん、仕事も学校も休むこと。そして、正確に熱をはかる。できれば体温表を記入するようにしたい。

熱が出た場合に考えられる病気

発熱はひとつの生態反応であって、病気そのものではない。必ず他の症状をともなっているはずで、その関わり方を知ることが診断の決め手となる。

急に高熱が出て、寒け・ふるえをともなう場合は、悪性のウイルス・細菌・寄生虫などによる急性感染症の疑いが濃い。全身の筋肉痛・頭痛をともなえばインフルエンザ、のどが痛み、赤くはれているならへんとう炎だろう。セキ・呼吸困難・食欲不振などをともなえば、肺炎もありうる。子どもなら、高熱のため、ひきつけを起こす。

二、三日不快感がつづいたあと、頭痛・腰部のにぶい痛み・食欲不振があって高熱が出た場合は腎盂炎(じんうえん)が考えられる。お産のあとで、頭痛・倦怠感などがあれば、産褥熱(さんじょくねつ)のこともある。そのほか、流産・分娩・肺炎・胆のう炎などの余病として、敗血症になっていることもある。

急に熱が出て、のどが痛む場合は、インフルエンザ・へんとう炎・ジフテリアなど。

急に熱が出て、耳が痛む症状は、子どもに多い。急性中耳炎では、ひきつけ・うわごとなどの脳症状もあらわれる。耳の下がはれたら、おたふくかぜである。

急に熱が出て、腹痛がある場合は、子どもなら急性の胃炎・腸炎・虫垂炎・赤痢などを疑う。虫垂炎や胃かいようなどからひきつづいて起これば腹膜炎(ふくまくえん)も考えられる。腹痛が右か左の肋骨のへりあたりなら腎盂炎、右上腹部なら胆のう炎。

熱が出て、胸が痛むのは、かぜ・インフルエンザ・肺炎・肋膜炎(ろくまくえん)などだが、胸が痛むのは、かぜでも気管支までおかされており、かなりの重症だ。

急に熱が出て、発疹があらわれる場合は、子どもでは、はしか・風疹・みずぼうそうなど。大人なら、腸チフスなど。発熱と発疹という症状は伝染病の場合が多く、公衆衛生の立場からも、医師の指示をあおぎたい。

発熱に吐きけ・嘔吐・下痢をともなう場合は、食中毒・赤痢・疫痢(えきり)・流行性髄膜炎(りゅうこうせいずいまくえん)など。なお、乳幼児では、かぜのセキでも嘔吐したり、ちょっとした熱でも下痢をすることがある。

熱が出て、関節が痛むのは、インフルエンザのことが多いが、急性関節リウマチ・化膿性関節炎 工なども考えられる。

高熱でひきつけを起こし、うわごとをいうときは、乳幼児の場合でも、日本脳炎・流行性髄膜炎・肺炎の可能性があるので、必ず医師の診察を。

発熱して、皮膚や眼球が黄色くなる場合は、急性の肝炎・胆のう炎・肝膿瘍(かんのうよう)など。

はれものがあって、熱が出る場合、最も多いのが顔のおでき(面疔(めんちょう))。急性のリンパ腺(節)炎や丹毒、あるいは鼠咬症(そこうしょう)でも発熱する。

生後二~四日の新生児が、突然三八~三九度の発熱をみることがあるが、これは体温調節がうまくいかないだけの生理的発熱で、病気ではない。

はじめての夏を迎える赤ちゃんが、三八~三九度の熱を数日間つづけることがあるが、これは夏季熱(かきねつ)といって、やはり生理的発熱の一種である。涼しい部屋に入れるか、薄着をさせればよい。

乳幼児が興奮したあとの発熱、これも生理的なものである。三〇分ぐらい後に、平熱にもどるのがふつうだ。室温が高すぎたり、入浴したあとも体温は高くなるものである。

どんな漢方薬が良いの?

発熱の背後には、必ずなんらかの病変がひそんでいるわけだから、安易な考えで家庭療法を行うべきではない。漢方を用いる場合でも、医師の診察を受け、その指示にしたがうことが大切である。

ここでは、かぜの初期や、抗生物質を使用しても熱が下がらない場合に用いる処方をあげておく。

葛根湯(かっこんとう)

体力が中程度以上で、かぜの初期に、頭痛・寒けがあり、のどが痛んだり、うなじや肩がこって、発汗しない場合に処方する。発熱に限らず、広く用いられる。

麻黄湯(まおうとう)

がっちりした体格をした、ふだんは丈夫な人で、寒けがあり、全身の関節がだるかったり、痛む場合に用いる。

桂枝湯(けいしとう)

あまり体力のない人で、風にあたると寒けがしたり、汗ばんできたり、鼻がぐずぐずしたりする場合によい。

桂麻各半湯(けいしかくはんとう)

桂枝湯と麻黄湯の中間の症状に。

桂枝加葛根湯(けいしかかっこんとう)

桂枝湯と葛根湯の中間の症状に。

小柴胡湯(しょうさいことう)

発熱後数日たって、熱が上がったり下がったりして、食欲がなく、セキが出たり、吐きけがある場合に用いる。

柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)

上の症状に似ているが、寒けがあったり、汗ばんだりするときによい。

干したミミズが解熱剤になる

熱が出た場合は、氷のうや氷枕で頭を冷やすとよいが、これは熱を下げるためではなく、病人を気持ちよくさせるためである。高熱でなければ、水枕でもよい。乳幼児の場合は、肩を冷やすおそれがあるので、氷枕をするときは、タオルなどで肩を保護する。

高熱があって、寒け・ふるえを感じるようなら頭は冷やしてもからだはあたためる。寝具を厚めにし、手足をすっぽりおおえるようにするとよい。必要に応じて、湯たんぽを使う。

解熱剤は、原因がわかってから使用する。熱を下げたから病気が治るわけではない。解熱剤使用は、医師の指示をあおいでからにしたい。

民間療法

解熱剤としてよく使われるのは、干したミミズである。これは漢薬店で「土竜(じりゅう)」の名で売られており、副作用もなく安全。煎じて服用。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

*

ピックアップ記事

  1. 【期間限定無料】推奨漢方判定フォーム

  2. 憂鬱・不安感がある方に効果的な漢方薬4種

  3. 生理不順に効果のある9種類の漢方薬

ページ上部へ戻る