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生姜(ショウガ)の効果や効能について

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▼抗菌、健胃、咳止め

東北地方では「田植唄が聞こえると生姜(ショウガ)が芽を出す」という。カレンダーも時計もなかったころ、農作業の目安は四季の推移と太陽の位置などに頼った。それだけ自然を見る目もしっかりしていて、総出の農繁期でさえ生姜(ショウガ)の芽吹きを見逃さず、自然の恵みに感謝したのであろう。

生姜(ショウガ)とは

生姜(ショウガ)は熱帯アジアの原産で生姜(ショウガ)科の多年草。日本には縄文時代の後期に中国から渡来したといわれ、薬味や漬物に使われてきた。生姜(ショウガ)には1年中出回っているヒネ生姜(ショウガ)(根生姜)、甘酢に漬けて食べる新生姜(ショウガ)、焼き魚の付け合わせなどに使う葉生姜(ショウガ)の三種類がある。根茎は多肉で地中に横たわり淡黄色。辛味と芳香がある。

生姜(ショウガ)の効果、効能

栄養的にはビタミンB1やCを少量含んでいる程度で、あまり期待はできないが、それをはるかに上回るのが特有の辛味成分や芳香のもつ薬効だ。辛味成分の生姜(ショウガ)オールやジンゲロンにはDNA(デオキシリボ核酸)が傷つくのを防ぐ作用がある。傷ついたDNAは発ガンの大きな原因となるから、ガンを予防する役割を果たしてくれるわけ。

また特有の香りはジンギベロール、セスキテルペンなどの精油成分によるもので、これらの物質には健胃の働きと解毒、消臭作用がある昔から刺身や寿司に生姜(ショウガ)を添えるのは、辛味と芳香成分の相乗効果による殺菌が狙いなのだ。食中毒の原因になる体内の日和見菌を抑えたり、胃液の分泌や発汗、保温の作用もある。

このような薬効を漢方でも見逃さなかった。生の古根茎を「生姜」、蒸して乾燥したものを「乾姜」と呼んで区別し、薬用には乾姜を用いている。胃腸病に処方する大建中湯や人参湯などは乾姜を配合したもの。そして『本草綱目』には「百邪をよく防御する」とある。百邪とは熱や冷えをともなう多様な疾病の原因を指す。だから乾姜は漢方薬の七割に配合されているほど重要な薬材なのだ。

民間療法

民間療法でも生姜はよく使われる。「生姜湯に顔しかめけり風邪の神」とあるように、風邪のひきはじめには生姜湯を飲むといい。もっと効くのは生姜酒だ。熱燗にしてぐいと飲み、早めに床に就けば寝つきもいいし、汗をかいて翌朝の目覚めも快適なはず。二日酔いやつわりの吐き気止めには生姜(ショウガ)の親指大をすりおろし、湯呑み1杯分の熱湯を注ぐ。これをガーゼでこして飲む。

打ち身には生姜(ショウガ)をおろして患部にすりこみ、マッサージをすればよい。神経痛やリウマチには生姜(ショウガ)200グラムをスライスして布袋に詰め浴剤にする。葉生姜の季節には葉も刻んで使う。「葉生姜を切りし手匂ふ拭ひても」の句のように、とくに夏は生姜(ショウガ)を有効活用したいものだ。

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