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牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)は尿のトラブルに

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「牛車腎気丸は尿のトラブルによく使われます」

処方のポイント

冷えに適応する八味地黄丸に、利尿作用の牛膝、車前子を加えたもの。八味地黄丸より水分代謝力が強化され、夜間頻尿、下肢のむくみ、冷え症、腰痛等に適応する。酸味のある甘辛味で、温服が効果的。

牛車腎気丸が適応となる病名・病態

保険適応病名・病態

効能または効果

疲れやすくて、四肢が冷えやすく、尿量減少、または尿で時に口渇のある次の諸症:下肢痛、腰痛、しびれ、老人のかすみ目、かゆみ、排尿困難、むくみ。

漢方的適応病態

腎陽虚の水腫。すなわち、八味地黄丸の症候に、下半身の水腫を伴うもの。

牛車腎気丸の組成や効能について

組成

「八味地黄丸」+牛膝3車前子3

効能

温陽補腎・利水活血

主治

腎陽不足・水湿停滞

解説

牛車腎気丸の出典は『済生方』であるため、「済生腎気丸」とよばれることもある。腎陽を温補する「八味地黄丸」に、活血の牛膝と利水の車前子を配合することによって、活利水作用が増強され「八味地黄丸」の各種適応病証にも使用することができる。

臨床応用

◇腰痛・膝痛

膝痛治療の専門薬である牛膝が配合されているので、腎虚、あるいは老人性の腰痛、膝痛に用いる。利水作用も強いので膝に水がたまる症状にも効果がある。

◎痛みが強いとき+「疎経活血湯」(活血通絡)

◇慢性腎炎

活血作湘によって腎機能が改善され利水作用によって浮腫を治療することが持される。

◇前立腺肥大

補腎作用によって疾病の根本を治療し、活作用によって前立腺を縮小させ、利水作用によって停留している尿を排出することができるので、老人性の前立腺肥大に適する。

 

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