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肝臓の症状改善には早めの対処がカギ!日常生活で気をつけたいことは?

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肝臓は胃腸や心臓のように何らかの異常が起きても症状が起こりにくく「沈黙の臓器」とも呼ばれます。症状に気が付いた時には、かなり病気が進行していたということも少なくありません。

肝臓に何らかの症状が起きている、健康診断で肝機能の低下を指摘されたという場合には早めに対処していくことが大切です。

そこで今回は肝臓の症状を改善および予防していくための方法を紹介していきます。

 

肝機能障害の症状とは?

肝臓の働きとしては「タンパク質、脂質、糖質などの代謝」「アルコール、薬物や有害物質などの解毒」「胆汁の分泌」の3つの働きがあります。肝機能障害の多くは肝細胞に炎症が起きる「肝炎」と呼ばれる病気です。また良く知られるところでは「脂肪肝」「アルコール性肝障害」なども肝機能障害に含まれます。

 

肝機能障害が怖いのはなかなか自覚症状が出にくいということです。

例えば胃腸に異常が起きると神経が痛みを感じて「痛い!」と感じることが多いですが、肝臓の場合には痛みを感じる神経が通っていないため痛みを感じにくいという特徴があります。

では、肝臓の異常に早く気付くためにはどのような症状に気をつけたら良いのでしょうか?

もし次のような症状に心当たりがあれば肝臓が弱っている可能性があります。

 

<肝機能異常で起こりやすい症状>

  • 朝から疲れが取れなくて体がだるい
  • 食欲が落ちた
  • 睡眠不足、眠りが浅い
  • 吐き気がする
  • おへその右上に鈍い痛みがある
  • 白目や肌の色が黄色っぽくなった
  • 尿の色が濃い

これらの症状は急性肝炎などの場合に見られることが多い症状です。

ただし、進行した肝硬変のように症状がほとんど出ない場合もあります。自覚症状の有無だけで肝機能の異常を確認することは実は難しいのです。

怖いのはある程度進行しないと自覚症状が出にくい臓器であるということです。気づいた時にはかなり進行してしまっていて、治療しても元に戻らない状態になっていることもあります。

このような事態を防ぐためにも日頃から定期的な健康診断で血液検査を受けておくことをおすすめします。

 

生活習慣による肝機能障害の予防法

肝臓はアルコールの代謝に大事な役目をもつ臓器であり、過度な飲酒により肝臓にダメージを与えることは良く知られています。

生活習慣によって肝臓を悪くしてしまうケースとして「脂肪肝」も忘れてはいけません。

「脂肪肝」とは、肝臓に必要以上の中性脂肪がたまった状態です。アルコールも原因の一つですが、一滴も飲まないのに脂肪肝と指摘されたと驚く人がいるかもしれません。実は脂肪肝の中でもアルコールを飲まないのに起こるものを「非アルコール性脂肪肝炎(NASH)」と言い、食べ過ぎや肥満、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病の人は発症する可能性が高くなると言われています。

大したことないと放置していると、やがて肝臓の末期的状態と言える肝硬変から肝がんへと進行するため放置するのは危険だといわれています。予期せぬ原因から病気になってしまうケースもありますが、アルコール性肝障害や脂肪肝のような肝臓疾患の場合には予防することが可能です。

次のような注意点を意識しながら、肝臓にいい生活を送るようにしましょう。

 

お酒はたしなむ程度に

日本人は体質的にアルコールに弱い人種であることが分かっており、つまり肝臓にダメージを受けやすい体質です。アルコールは脂肪肝の原因にもなるといわれています。

大前提として、飲みすぎないこと、深酒をしないことが大事です。また、一気に飲んだり、アルコールを飲むペースが早い人は、それだけ肝臓に負担をかけてしまいます。アルコールを飲む場合はビール大瓶1本、日本酒1合、ワイン2杯程度までにとどめることが望ましいでしょう。お酒と一緒にお水を飲むとアルコールの血中濃度が薄まるので負担を軽減することができます。

おつまみを食べるときには同じように肝臓に負担をかけてしまう高脂肪なものではなく、良質なタンパク質を含む大豆食品、ビタミン類を含む野菜や果物、ナッツ類などを選ぶようにしましょう。週に2日くらいの「休肝日」を設けて肝臓を休ませてあげてください。

 

食生活に気をつける

アルコールや高脂肪な食事以外にも、糖質の摂りすぎにも注意したいところです。外から摂取した脂質だけではなく糖質も体に脂肪となって溜め込まれやすいためです。日常的に糖質を摂りすぎていると脂肪肝になりやすいので注意が必要です。特に果物由来の果糖は中性脂肪に変わりやすいので食べ過ぎは危険です。

積極的に摂取したい栄養素としては「ビタミンB群」が挙げられます。ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ニコチン酸アミド(ナイアシン)、パントテン酸、葉酸などが当てはまります。ビタミンB群は糖質・脂質・タンパク質の代謝に関わっているので積極的に取り入れましょう。緑黄色野菜や青魚なども肝臓の働きを助ける食材としておすすめです。

 

ストレスをためない

現代では忙しさや仕事によるストレス、人間関係の問題などを抱える人が増えており、肝機能低下による疲労感などが起こりやすくなっています。実は、肝臓とストレスには深い関係があるのです。

肝臓は漢方の考え方では五臓六腑の「肝」に当てはまります。「肝」と「肝臓」は全く同じ働きではなく、「肝」は精神面を司る働きも持っていることが特徴です。

「肝」は非常にストレスに弱い性質があり、「肝」の働きが乱れると「気」の巡りが悪くなってイライラしたり、気持ちが不安定になりやすくなります。

このような「肝」のトラブルを防ぐには日頃からストレスをためないことが大事です。「気」の巡りを促すには、歩いたり、好きなことで気晴らしすると良いでしょう。特に、脂肪や糖質を多く摂りがちな人は、運動も取り入れて代謝を上げることが大事です。

なかなか生活習慣を改善できないという場合には代謝を高める漢方薬や肝臓を守る漢方薬も選択肢の一つになります。

 

肝臓にいい暮らしを心がけよう!

健康なときにはあまり肝臓のことを気にせずに暮らしてしまいがちですが、いざ肝臓に問題を抱えるようになるとその大切さを痛感することになります。肝臓は自分からはあまりサインを発してくれないので、定期的に健康診断を受けることと肝臓に良い生活習慣を心がけることが大切です。体に一つしか存在しない大事な「肝臓」と一生付き合っていくためにも、肝臓にいい暮らしを心がけていきましょう。

 

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