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更年期症状を改善する体質別の養生で少しでも快適に過ごそう

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更年期の症状は個人差が大きく、それぞれ辛い症状やその程度も異なります。更年期だから仕方のないことと思って諦めてしまうと、症状が一向に良くならないどころか、長期に渡って日常生活や仕事、家事などにも影響してしまうことがあります。

更年期の症状は軽いうちであれば、セルフケアによって和らげることもできます。

同じ症状に対して同じアプローチをする西洋医学とは異なり、漢方では体質に合わせて症状を改善することが得意です。養生法として漢方の知恵を取り入れると効果的なセルフケアが行えるのでおすすめです。

今回は更年期の症状を和らげるのに効果的な対処法を漢方の考え方をもとに紹介していきます。

 

更年期の症状の違いは体質によるもの?

更年期の症状としては、イライラ、抑うつ、のぼせ、ほてり、疲れやすさ、だるさ、肩こり、冷え、しびれ、不眠など、非常にさまざまな症状があります。

この症状の違いが起きる背景としては、子供の教育、親離れ、親の介護、老後などへの不安、身体の変化、仕事の重責などが重なり、ストレスや心労が絶えない時期と重なっていることが挙げられます。こうした心身のストレスが更年期症状を強くしている可能性があるのです。

 

このような心のバランスや身体の変化は「気血水」のバランスを乱します。特に更年期の場合には、女性ホルモンと関係が深い「血」やストレスとの関係が深い「気」の巡りが不調の原因となりやすい傾向があります。「気血水」の巡りが悪くなっていると、ますます症状が悪化しやすいため注意しなければいけません。

更年期症状を和らげるには、生活習慣や食生活などを見直し、心身のバランスを整えていくことが大切です。

 

体質別におすすめの更年期症状の改善法

漢方では体質の違いを「気血水」の滞りや不足により分類できます。そこで、主に更年期に多い症状を体質別に分け、それぞれの対処法を紹介していきます。あなたも当てはまる症状があるかどうかチェックして、自分にあった対処法を見つけてください。

血の巡りが悪い「血瘀」タイプ

  • 頭痛
  • 肩こり
  • 手足の冷え
  • シミやクマができやすい

このような症状が気になる人は「血」の巡りが悪いことが不調の原因に考えられます。

「血」の流れが悪い状態を「血瘀」といい、主にストレスや冷えなどが原因であることが多いです。そのため、対処法としては体を冷やさないように心がけ、シャワーで済まさないで入浴するように心がけましょう。

デスクワークなどで長時間同じ姿勢でいると血流が悪くなるため、ストレッチや軽めの運動で血流を促しましょう。

食材としては、血液の流れを良くする辛味野菜として生姜、にんにく、らっきょうなどがおすすめです。

 

陽気が不足している「陽虚」タイプ

  • 落ち込みやすい
  • 寒がり
  • すぐに眠くなる
  • 手足が冷たい
  • 下痢しやすい

このような方は「陽気」が不足している、「陽虚」タイプであると考えられます。

「気」が不足して「気虚」が進行し、体を温める陽のエネルギーが不足した状態のことを「陽虚」といいます。生命エネルギーの中でも陽気が不足しているために、「気血」の巡りも悪くなっている状態です。主な原因としては、寒い環境に居ることや薄着などによる冷え、加齢によっても「陽気」は失われていきます。

対処法としては、まずは冷えを取るためにしっかり身体を保温し、食べ物や飲み物などから身体を温めることです。

食材としては、かぼちゃ、にんにく、鶏肉、栗などの体を温める食材がおすすめです。

また「血」の不足が原因の場合もあるため、ラム肉やレバー、ほうれん草などを取り入れて「血」を補う食生活も心がけましょう。

 

気の巡りが悪い「気滞」タイプ

  • イライラしがち
  • 怒りっぽい
  • ガスが溜まる
  • 便秘や下痢を繰り返す
  • 緊張しやすい
  • のぼせ、ホットフラッシュ

このような症状が気になる人は「気」の巡りが悪い「気滞」が不調の原因に考えられます。「気」は正常な状態であれば、下に降りるように循環しますが、気が上に逆流するようになると「気逆」の状態になります。「気逆」になるとのぼせやホットフラッシュなどの症状が強く出るようになります。

対処法としては、まずは緊張やストレスが原因になるため、リラックスを心がけることが大事です。深呼吸をして気持ちを落ち着けましょう。ヨガやストレッチなどゆったりとした運動で、適度に熱のバランスを整えるのも良いでしょう。

食材としてはスッキリとした香りがする柑橘類や香草類などがおすすめです。

 

更年期の症状は漢方を取り入れたセルフケアで対処しよう!

更年期の症状は人によっては何年間も続くこともあり、放置せずに対処することが大切です。不調になりがちな更年期をうまく乗り切るには薬を使う以外にも、今回紹介したような養生を取り入れていくと良いでしょう。

基本は食生活や生活習慣、人間関係などを見直してストレスを無くしていくことが大事です。また、更年期症状には個人差が大きく体質による違いが大きいことからも、「気血水」の乱れに着目することで自分の体質に合わせた対処が可能になります。

自分に合った対処法を取り入れて、少しでもラクに更年期を過ごせるように工夫していきましょう。

 

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