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黄疸(おうだん)が出た場合に効果的な5つの漢方薬

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皮膚・粘膜・眼球などが黄色くなる

黄疸とは、胆汁の中のビリルビンという色素が血液にもれ、皮膚・粘膜・眼球などが黄色くなる現象である。黄疸は、肝臓・胆道の病気、あるいは各種の伝染病・敗血症・肺炎によるものが多いから、ただちに医師の診察を受ける。

ただし、みかんや黄味の強いかぼちゃなどを食べて、皮膚が黄色くなるのは、これらの色素によるもので、黄疸ではない。また、単純性黄疸(カタル性黄疸)の場合は、ビリルビンそのものが多いために起きるもので、心配はない。いわゆる新生児黄疸がこれにあたる。

肝炎の症状

急性肝炎の初期は、かぜとまちがえやすい。食欲がなくなり、吐きけがあり、からだがだるく、熱も出る。熱が高いほど病状が重い。この状態が二、三日つづいてから、黄疸があらわれる。目の結膜や皮膚全体が黄色くなり、尿の色はひじょうに濃い褐色になる。黄疸は一週間から数週間くらいつづき、他の自覚症状とともに少しずつ消えていく。

ただし、黄疸や自覚症状がなくなったとはいっても、肝臓機能障害は残っていることもあり、慢性化することもあるので、注意を要する。

肝炎の原因は、おもにウイルスの感染によるもので、流行性肝炎と血清肝炎とがある。

なお、黄疸が出て、へそ右上に激痛があり、発熱するものは、胆石症である。くわしくは前述を参照していただきたい。

漢方は柴胡剤と茵蔯配合剤(いんちんはいごうざい)が効く

単純性黄疸と診察された場合、あるいは黄疸がかるくなって、医師から許された場合に、次のような処方を使う。

黄疸(おうだん)が出た際に選ぶ漢方薬

茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)

単純性症黄疸または急性肝炎の初期炎症の、上腹部が張り、胸がふさがったような不快感があり、口が乾き、大小便ともに通ぜず、舌には苔(こけ)があるものに用いる。

大柴胡湯

胸苦しく、みぞおちがつかえて緊張し、便秘・食欲不振・嘔吐・吐きけがある人に。とくに胆石症の場合によい。

小柴胡湯

流行性肝炎などで、熱が上がったり下がったりし、胸苦しく、みぞおちがつかえる人。

小柴胡湯合茵蔯蒿湯

熱の上がり下がりがはげしく、みぞおちがつかえ、黄疸を発したとき。

茵蔯五苓散

この場合は、みぞおちの緊張や苦しみが少なく、尿量も少なく、口渇が目標になる。

肝炎のさいの家庭療法

安静と食事療法が、治療のポイントである。労働や運動はむろんのこと、入浴や性生活などについても医師の指示をあおぐ。

食事では、積極的にタンパク質の多い食品を工夫する。昔からシジミ汁がよいといわれており、最近ではシジミのエキスも開発されている。ニラもよい。なお、脂肪の多すぎる食品・刺激物・酒・タバコなどは控えなければならない。

民間療法

漢方の生薬(しょうやく)である茵蔯蒿は、カワラヨモギのことである。川のほとりなどに自生する宿根草(すくねそう)で、春には白い毛のいっぱいあるビロードのようなやわらかい葉が叢生(そうせい)する。秋には葉が枯れて細かい実が集団で梢につく。葉、あるいは実が集団で梢を約一〇グラム、一五ccの水で煎じ、お茶がわりにするとよい。タンポポ(蒲公英)ほこうえい)の全草1一〇グラムを煎じて服むのも効くようだ。

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