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打撲の腫れや痛みに治打撲一方(ぢだぽくいっぽう)

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「治打撲一方は打撲の腫れや痛みによく使われます」

処方のポイント

血行阻害物質を除去する川芎・大黄、からだを温め血行促進に働く桂皮・丁子、消化器を保護する甘草等で構成。打撲による痛みや腫れに適応する。辛苦味で、温服が効果的。

治打撲一方が適応となる病名・病態

保険適応病名・病態

効能または効果

打撲によるはれ及び痛み。

漢方的適応病態

打撲、ねん挫による腫脹疼痛。

治打撲一方の組成や効能について

組成

川芎3桂枝3大黄1丁香2川骨3樸楸3甘草1.5

効能

活血化瘀

主治

瘀血内停

解説

治打撲一方は江戸時代に作られた処方で主に打撲によって生じた瘀血証に用いる処方である。

適応症状

◇患部の腫痛

外傷をうけると局部の気血の運行が破壊される、気の停滞により腫れの症状が現れ、血の停滞により疼痛の症状が現れる。瘀血が強いときには、局部に皮下出血がみられる。

川芎、桂枝、大黄は活血薬で、瘀血を取り除き局部の腫痛を治療する。中でも川芎は活血作用が強い。桂枝は薬性が温で局部の血脈を通じさせ、腫れに対して効果がある。大黄は瀉下作用によって、瘀血を下から除去する。丁香は温陽薬で、桂枝の温性を増強し、血の運行を改善する。川骨は日本の薬草で、利水作用によって局部の腫れを治療すると同時に血の運行を助けることもできる。樸檄と甘草は解毒作用によって炎症による局部の熱感を治療する。

臨床応用

◇打撲損傷

打撲や骨折などの外傷に用いる。治打撲一方を服用するほか、患部に湿布する方法もある、湿布するときは、活血作用のある酒あるいは酢で溶かして使用するとよい。

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