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寒気がする風邪は早めの対処が肝心!おすすめの漢方薬とは

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風邪のひき始めに「ゾクゾク」と寒気がしたり、ガクガクと震えるほど寒いと感じる症状で辛い・・・そのような時には早めの対処を行うかどうかがカギを握っています。寒気がするのは熱が出る前であることが多く、対処せずに放置していると風邪がこじれて悪化してしまう可能性もあります。

西洋医学では寒気に対して積極的な治療を行うことは難しいですが、漢方においては悪化させないために早めに対処することを重視します。

そこで寒気がする時に、どんな対処を行えばいいのか漢方の知恵をもとに紹介していきます。また、寒気がした時におすすめの漢方薬についても紹介します。

 

寒気がするのは「寒邪」が原因?!

風邪(かぜ)は中医学では「風邪(ふうじゃ)」が体に入り込んだことが原因だと考えられています。「風邪」と共に入ってくる邪気として「寒邪(かんじゃ)」と「熱邪(ねつじゃ)」があり、寒気が強い場合には「寒邪」が風邪と共に入ってきていると考えます。

寒邪は風邪と共に首の後ろ側あたりから入り込み、首筋や肩こりなどの症状と共にゾクゾクとするような寒気を引き起こします。

 

通常、元気で健康な体であれば寒邪は入ってこないのですが、体表のバリア機能が弱っていると内側に侵入しやすくなってしまいます。

寒気から始まり、次第に熱が出てくることが多いです。風邪の初期に寒気がする段階では表面で寒邪が悪さをしている状態ですが、それ以上深く寒邪が入り込んでくると下痢や激しい咳などの別の症状が出てくることもあります。

 

日頃から冷えている「陽虚」タイプは寒邪に侵されやすい

冬になるとすぐに風邪をひいてしまうという方がいますが、この場合にはもともと体が冷えている可能性があります。「気」のエネルギーが不足している「気虚」タイプや、陽のエネルギーが不足している「陽虚」タイプでは、温める働きのある陽の不足により、冷やす働きのある陰が強くなり寒さに侵されやすい状態となっています。

 

普段から寒がりで手足が冷えて、下痢をしやすい、顔が青白い、むくみやすいなどの症状がある人は、日頃から冷えに十分に注意しておくことが大事です。

 

また、風邪をひいた時には寒気を強く感じやすく、それでいて熱を出す力もないので高熱が出にくい体質でもあります。もともと体力がある人の場合とは適した漢方薬も異なるので、体質に合わせた対処を行うことが大事です。

 

寒気がする時には早めの対処が肝心

 

寒気がし始めたら「お風呂に入るべきか」「薬を飲むべきか」など対処に悩むかと思います。

対処法を間違うと風邪を長引かせてしまうことにもなりかねないので、十分に注意しなければいけません。

 

体を温めて寒邪を発散させる

まだ熱が出ていない初期段階で、寒気がする場合には体を温めて寒邪がそれ以上入り込まないように発散させましょう。

体を飲み物や食べ物で温めてあげると効果的です。また温まって汗をかくと寒邪を発散させて追い出すこともできます。薬味に使われる生姜やネギ、ニラ、にんにくなどは発汗を促して熱を冷ます作用もあり、免疫力を高める効果も期待できます。

スライスした生姜をいれた温かい紅茶を飲むと身体が内側から温まります。

 

風門をあたためる

風邪(ふうじゃ)と寒邪(かんじゃ)はうなじの下あたりにある「風門(ふうもん)」と呼ばれるツボのあたりから体表に侵入してきます。

首の下にある出っ張った背骨から、下に2つ目にある骨の両側にあります。服の上からカイロを当てたり、やけどしない程度の距離からドライヤーの熱を当てて温めても良いでしょう。

 

寒気だけであれば入浴するのも可

風邪の初期でまだ熱がなく、ひどい倦怠感などが無いのであればお風呂に入って温まりましょう。

温かいお風呂に浸かって温まったあとは、体が冷えないように保温することが大事です。脱衣所などで急激に体が冷えないように部屋を温めておくと良いでしょう。

寝るときにも冷えないように布団にくるまって、免疫力を上げるためにもよく寝ることが大事です。

 

風邪で寒気がする時におすすめの漢方薬

風邪のひき始めで寒気を感じたときには早めに漢方薬を飲むと症状の悪化を防ぐことができます。

また、漢方薬では寒気が強い症状を温めて改善する効果も期待することができます。

 

そこで大事なのがどの漢方薬を使うかです。体質や状態によって適した漢方薬を選ばないと効果が得られないどころか、体調を悪化させることにもなりかねません。正しい漢方薬選びを知っておきましょう。

 

寒気がして首のコリを感じる、汗は出ない人

寒気がして首筋がコリ、筋肉痛や喉の痛みなどがある時に使われる漢方薬として「葛根湯」があります。風邪といえば「葛根湯」と言われるくらい有名な漢方薬ですが、誰でも飲んで大丈夫なわけではありません。

 

使うときの指標としては体力があるかどうか、汗が出てないかどうかをチェックしましょう。身体を温めて発汗を促し解熱することにより、体表からの寒邪の侵入を防いでくれる効果があります。そのため、ひき始めの早い段階で飲む方が効果的です。

 

強い寒気があり関節が痛む、汗は出ない人

葛根湯も寒気のある風邪に効果の高い処方ですが、より寒気が強く、関節の痛み、頭痛や高熱がある時には「麻黄湯」が使われます。

「麻黄湯」も「葛根湯」と同じく汗をかく作用が強いので、自然と汗が漏れ出ているような人には適しません。

体力があり、汗が漏れ出ていないことが使うときの指標になります。

インフルエンザの症状を和らげる効果もあり、葛根湯と同じく即効性を期待できる漢方薬です。

 

寒気でブルブル震えるが熱が出ない人

「葛根湯」や「麻黄湯」を寒気がするから飲みたいけれど、体力が落ちている、発熱する力が無いという場合には、「麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)」の方が良いでしょう。

体力が低下している人や高齢者にもよく使われる処方で、温める効果の高い漢方薬です。

歯がガクガクするような強い寒気があり、鼻水が出る、もともと冷えている体質の方に適しています。

 

寒気がしたら早めに寒邪を撃退しよう!

寒気がしたときは、寒邪が身体に侵入しようとしてきているサインと考えましょう。

それ以上の侵入を許さないため、身体を温めて汗をかき、悪い寒邪を追い出すことが大事です。少し油断をすると、一気に体表から入りこんで悪化してしまうこともあるため早めの対処が肝心です。

辛い症状を和らげ、寒気を早く取りたい場合は漢方薬を使うのも方法の一つです。自分の体質や風邪の状態に合わせて、正しく対処するようにしましょう。

 

 

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