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漢方で整える健康の柱「気」「血」「水」

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漢方で欠かせない知識「気・血・水」という概念。3つを整えることによって健康に近づくことができます。今回は気血水のバランスを整えることの重要性を解説したうえで、「気」「血」「水」3つの働きをそれぞれ紹介します。

気・血・水のバランスを整えよう!

気候には雨季と乾季しかない地域もあれば日本のように四季がある国もあります。天気もまた晴れや雨があるように、人の体調も調子が良い時もあればなんとなく不調の時もありますよね。漢方では「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」のバランスを重視します。
この三つはお互いに影響し合い、過不足なくスムーズにめぐることによって人は健康でいられますが、いずれか1つでも不足したり流れが滞ると不調をきたします。中でも「気」は非常に重要で、気の流れが滞ると血と水もめぐりが悪くなるからです。

気・血・水の働き

「気(き)」とは

心身の活動に必要なエネルギーの源を意味します。元気ややる気というように目には見えないものですが、気が過不足なく充実しスムーズにめぐることでハツラツとした健康な日々を送ることが出来ます。気は胃腸の働きによって作られるので、深く関係しています。胃腸の働きは加齢によっても弱くなりますが、元々の体質が弱い方や食習慣等の乱れによって胃腸が疲れてしまっている場合は気が不足してしまったり、気の流れが滞りがちになります。いつも気が満ちてしっかりと巡るハツラツとした日々を送るには、胃腸の働きを高めることが大切になります。

さらに、気には「守る・保つ」働きもあります。臓器の位置を重力に負けずに正常に保ったり、内外の病気の原因から心身を守ったりという免疫機構も気の働きによるものです。これらが弱ると胃が重力に負けて垂れさがった胃下垂になったり、体を守るバリアが弱っているので季節の変わり目や環境の変化にまけて心身の不調をきたします。

気は大きく分けて4つの種類があります。
1)営気(えいき) 血に入り栄養となる気を指します
2)衛気(えき)  体表で外的要因から体を守り、汗をコントロールしています
3)元気・原気(げんき) 生命活動の基本となる気のこと
4)宋気(そうき) 胸中にある気のことで肺の呼吸と心の血を循環させます

「血(けつ)」とは

西洋医学でいうところの血液を意味してはいますが、それだけではなく体をめぐり栄養が運ばれる働きも含んでいます。血の働きは大きく分けて2つあります。
1)補養(ほよう)作用
気が食事からの栄養を利用して作り出された血は、栄養が豊富です。この血が気の流れに乗って体中に運ばれることで臓腑や組織に栄養を補給し、組織を潤します。この際に余分な老廃物は排出されます。

2)養神(ようしん)作用
血によって精神を養い安定をさせることが出来ます。血が充実すると気も充実するため精神が安定します。これにより意識が明晰になり、反応も素早くなります。

「水(すい)」とは

西洋医学でいうところの体液や分泌液をイメージしてもらうと分かりやすいと思います。水は比較的さらさらで流動性の高いものと濃くて流動性の少ないものとがあります。さらさらの水は体表や皮膚、筋肉や毛孔に分布して皮膚を潤したり、体を冷ましたり、外的要因から体を保護するような働きがあります。リンパ液、汗、涙、鼻水などがこれにあたります。

濃くて流動性の少ない水は関節、脳、骨髄、臓腑に注がれています。消化や代謝をすることで老廃物の排出をしたり、関節の動きを滑らかにしたり、血液の一部となったりします。消化液、髄液などがこれにあたります。

水は食事から作られ、本来は綺麗なものですが、体中をめぐるうちに汚れて粘り気をもち、濁り重くなると流れが滞ります。汚れた水がうまく代謝されて排出できないと体に不調をきたしてしまいます。

漢方は気血水のバランスを整えることで健康に近づけます

今回は、気血水のバランスが取れた状態のことを健康といい、気血水の不足やめぐりが滞ることによって不調が起こることをご紹介しました。病気になる前に自身の体質を知り、漢方とともに食事や生活習慣を整えることによって健康に戻ろうとする体の働きを高めていきましょう。

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