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三つ葉(ミツバ)の持つ効果、効能について

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▼鎮静、貧血、健胃

小料理屋のお勧め品書きに「三葉と小柱のかき揚げ」があった。これが滅法うまい。春の香りと海の香ばしさが見事なハーモニーを奏でて、酒の味までよくなったような感じだった。三つ葉(ミツバ)といえば吸い物や茶碗蒸しや丼物の香りづけに用いられる香味野菜ぐらいしか知らなかったが、この肴によって認識を新たにさせられたのである。それから飲み屋に寄るたび三葉のメニューを探すのだが、なかなかめぐり会えない。

三つ葉(ミツバ)とは

三つ葉(ミツバ)は日本列島、朝鮮、中国に分布するセリ科の多年草。早春に水辺に生える草で三葉芹ともいわれるが、セリよりも香気は高い。その香りを愛されて広く栽培されるようになった。「母の忌の目の中にほふ三葉芹」(不死男)とあるように、昔から会席料理などに三つ葉(ミツバ)は欠かせない。

三つ葉(ミツバ)の効果、効能

現在、三つ葉(ミツバ)として売っているものに三種類ある。関西で人気のある糸三つ葉(ミツバ)は茎も緑でビタミンA効力のカロテンやカリウム、カルシウムなどのミネラル分も多い。関東で食べられる切り三つ葉(ミツバ)は栄養面でやや劣るものの、柔らかくてアクのないのが利点。根三つ葉(ミツバ)は茎にボリウムがあるので炒め物に向いているのが特徴だろう。

三つ葉(ミツバ)の香りの成分はクリプトテーネンと三つ葉(ミツバ)エンというもの。神経を鎮静させる作用があり、ストレスの多い仕事や学生の試験勉強の期間などには常食するようにしたい。また不眠症を改善したり、食欲を促したりする効果も期待できる。燐や鉄分も含むので、心臓の弱い人や貧血の人にも食べてほしい野菜だ。

摂取方法

三つ葉(ミツバ)の食感や風味をストレートに味わえるのは、サラダに入れて生食することであろう。薬効を期待するなら栄養を損なわない形でたくさん食べたい。浸し物とか和え物とか、ひと結びして鍋物に入れるなどして、一度にたくさん食べる調理を考えてみたい。もちろん薬味にもたっぷり用いること。

しかし三つ葉(ミツバ)は乾燥すると、せっかくの香り成分がとんでしまうので、できるだけ早く使いきることだ。加熱にも弱いから、茹でるときはさっと湯にくぐらせる程度にしよう。茹でた水にさらしすぎると、香りも薬効も損なわれる。汁物などに入れるときは火を止めてから三つ葉(ミツバ)を加えるとよい。手早く調理するのが肝腎のようだ。

とかく三つ葉(ミツバ)は、日本古来のハーブとはいいながら、日本料理の脇役として扱われてきたもの。勿体ない話だと思う。もっと活用の方法はないものか。「三つ葉提げて帰る清しき人も見ゆ」とか、「三葉噛んで光源氏に逢ひたしや」などの句があるように、香気の高い三つ葉(ミツバ)には何かしら魅せられるものが漂う。三つ葉(ミツバ)の旬は春。「夕風をかをらせみつば摘んでをり」と、空気まで清々しくしてくれる。

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