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腎炎・ネフローゼに適した6種類の漢方薬とは

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むくみが主症状

いずれも腎臓の病気である。腎炎には急性のものと慢性のものがあり、急性症状はかぜ、とくにへんとう炎や咽頭炎ののどかぜから続発することが多いネフローゼは、いろいろな腎臓病のひとつの経過としてあらわれるもので、独立した病気ではない。

腎炎の症状

急性腎炎の自覚症状はむくみ(浮腫)と血尿、高血圧である。むくみは、出る場合と出ない場合が半々くらいである。あらわれるとすれば、まぶたの周囲にはじまり、しだいに全身におよぶ。血尿に先だって、尿の量が急に少なくなるのがふつうで、尿は赤褐色ににごる。

急性腎炎は、正式には急性糸球体腎炎(きゅうせいしきゅうたいじんえん)というが、腎臟のいわばふるいに相当する糸球体が、化膿菌によって起きたかぜなどの急性症状のために、アレルギー反応を示すために起こる。

慢性のものは、少しずつ糸球体がおかされる場合と、急性のものから移行する場合とがある。症状は先にあげた三つのうちのどれかひとつ、あるいは二つが、体力が低下したときにあらわれる。

ネフローゼの症状

高度のむくみがあって、尿量が減少し、タンパク尿があらわれるが、血圧は高くならず、尿毒症や心臓障害の変化がともなわない。むくみはまず顔や足にあらわれ、しだいに全身におよぶ。ひどい場合は、顔のかたちがちがってしまうこともある。高度になると、呼吸は苦しく、食欲はなくなり、疲れやすくなる。

漢方の素人療法はむずかしい

急性腎炎には絶対安静が必要で、ことに子どもの場合は自宅療養はむずかしく、ただちに入院させねばならないくらいだし、ネフローゼを含めて食事療法も重要だから、漢方を使用する場合は医師の管理のもとに行わなくてはならない。

腎炎・ネフローゼに適した漢方薬

小青竜湯

急性腎炎の初期で、むくみがあり血圧の亢進があるものに使用する。

茵蔯蒿湯

のどが渇き、尿の出がわるく、むくみをともない、便秘、胸苦しいような症状に。

柴苓湯(さいれいとう)(小柴胡湯合五苓散料)

むくみはなく発熱・吐きけ・食欲不振のあるものによい。

柴胡桂枝湯

上よりもやや虚弱な人に用いる。

防已黄耆湯

汗が多く、下肢がむくむものに。

当帰芍薬散

貧血、冷え症で顔色がわるく、めまい。肩こりがあり、尿量の少ないものによい。

ほかに「むくみがあらわれた」の処方を参照。

腎臓病では食事療法が重要なポイント

腎炎の基本は、塩分・タンパク質・水分の制限である。しかし、この三つはいずれも生命維持のために欠かせないものだから、制限のしかたはむずかしい。急性の場合は、医師の指示にしたがう。

慢性の場合でも、食塩は一日六グラム(しょうゆで約三〇cc))以下、タンパク質も1¥一日に牛乳二~三合、卵一~二個、魚肉あるいは鳥肉一〇〇グラム以下、水分も一日一リットル以下におさえる。

ネフローゼの場合は、食塩と水分の制限は上に同じだが、タンパク質だけは逆に、ふつうよりもやや多めに与えなければならない。というのは、長期にわたって、尿からタンパク質が失われるので、これを補わなければならないからである。

とくに、発育盛りの子どもでは、タンパク質は重要だ。体重一キロにつき一・二グラムが標準目標一日量だが、これを一 ·五グラムに増量する。

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