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尿が多いときに効果的な漢方薬3選

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糖尿病の特有症状があったら要注意

健康な成人男子の一日尿量は、約一五〇cc前後だといわれる。女子はこれよりやや少ない。むろん、水・ビール・清涼飲料水など水分を多くとれば、尿の量も増えるし、寒いときには尿量も回数も増えるので、単に尿量が増えたとか減ったということに、あまり神経質になる必要はない。

ちなみに、健康な人の尿の色は、ちょっとみたところ透明で、容器にとってみるとやや黄みがかっている。黄色の濃淡は量にも関係があり、多ければ透明に近く、少なければ黄色くなる。朝起きたときの尿が黄色いのは、夜間の量が少ないからである。なお、人によっては尿中の酸性・アルカリ性の変化(肉の食べすぎ・野菜の食べすぎ)で尿の色がかわることがあるが、これは心配ない。

尿が多いときに考えられる病気

尿量が多くなるもので、いちばん多いのが、糖尿病である。一日に二〇〇〇ccから、ひどいときには一万ccも出る。のどの渇き・やたらに腹が減る・甘いものをほしがる・だるい・ 疲れやすい・皮膚がかゆい・吹出ものが出やすいなどの糖尿病特有の症状に注意して、医師の検査を受けることが必要である。

心臓病・腎臓病の後半期で、治りかけてむくみがひいていくときにも一時的に尿量が増えることがある。あるいは、老人で、とくに夜間、うすい尿がたくさん出るという場合には、前立腺肥大症が考えられる。前立腺のガンでは、夜間尿量が増える。

漢方は利水剤を使用する

多尿だけではなく、尿の異常を漢方では、水毒(前述参照)によるものと考え、利水剤という処方を用いる。現代医学でいう利尿剤は、尿の出をよくさせるためのものだが、漢方ではやや趣きが異なり、尿が多ければおさえ、少なければ出をよくするという特徴がある。ただし、多尿に使用する場合は、老人性の病気だし、ときには重大なこともあるので、全身の症状や体質を考えて処方しなければ、意味はないし、危険でもある。

尿が多いとき効果的な漢方薬

八味丸

夜間に多尿の傾向がある老人に用いるが、尿の少ない場合にもよい。一般に疲労倦怠感が強く、手足は冷えやすく、ときにはほてる。

大柴胡湯合五苓散料

実証で、体力はまだじゅうぶんにあり、からだつきもがっちりして、便秘がち、みぞおちの辺りにつかえる感じがある人に。

小柴胡湯合五苓散料

上の症状で、便秘なし。

ヤマノイモや納豆が効く

老人の夜間多尿の対策としては、午後三時以後の飲みものをできるだけ減らすことである。ただし、極端に水分のとり方を少なくすると、尿量の不足がかえって病状を悪化させることがあるので、できれば午前中に、必要な量の水分を補充しておくとよい。

民間療法

ヤマノイモ(山薬(さんやく))が効果があるといわれている。とろろにしたり、おろしてフライパンで焼いたり、あるいは煮たりして、できるだけ常食にする。

納豆もよいという人がいる。毎日一回でいいから、うすい塩味で(できれば自然塩)で食べる。

シャクヤクの根(芍薬)一〇~一五グラムを一日量とし、三合の水で半量に煎じ、朝夕の二回、空腹時に飲むのも、よく知られた方法である。

リンドウの根(竜胆(りゅうたん))を煎じるのもよい。

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