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汗をかきすぎる人のための7つの漢方薬

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自律神経の失調によることもある

現代医学では、汗をかくことは体温調節のうえできわめて大切な生理現象のひとつとしてとらえられ、その量が多いことにはあまり関心を払わない。たとえば、高熱が出ていて、熱が急に下がるような場合の大量の発汗は、当然の生態反応と考えられ、むしろ歓迎すべきものである。

しかし、現実には汗をかきすぎると訴える人がいる。いわゆる汗っかきといわれる多汗症で、場合によっては自律神経の失調によって急に汗が出だすという人もいる。あるいは、同じ汗っぽい感じでも、全身性のものと、局所性のものがある。 現代医学では面倒をみてくれない、こうした症状もまた、半健康の状態なのである。

例外的にバセドウ病だけは、汗をかきすぎるのが症候のひとつになる。これは甲状腺の機能が亢進し、そのために体内のすべての代謝も亢進して、汗がたくさん出るのである。

漢方で半健康体を体質改善する

漢方では、発汗という状態を比較的重要視する。必ずしもそれが主訴とはならなくても、なんらかの異常がからんでいるはずであると考え、診断の材料に発汗の有無、あるいはその状態を調べるケースが多い。

多汗症というのは、ひとつの体質であるわけだが、総合的に病人をとらえていくうちに、半健康体の体質改善に成功することも少なくないのである。たとえば、汗っかきの人は肥満している人によくみかけられるが、肥満体質を改善することで、多汗症が消滅してしまうこともある。

なお、薬を処方するうえでは、多汗と盗汗(寝汗)をさほど区別しない。

汗をかきすぎる人に適した漢方薬

桂枝湯(けいしとう)

かぜで、汗がじとじとと自然ににじみ出るような状態で、寒けがするときに用いる。

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

皮膚の色が白く、いわゆる水ぶとりの人で、疲れやすく、小便の少ないときに。この処方は典型的な肥満体質の改善薬である。

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

これも肥満体質の改善薬。脈に力があり、腹はへそを中心に膨満し、いわゆる重役タイプの太鼓腹の人に用いる。

柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)

虚弱体質で、頭から上に汗が多いのぼせぎみの人に。結核性のものでもよい。

柴苓湯(さいれいとう)(小柴胡湯と五苓散の合方)

口が乾き、尿の出がわるい人に。

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

病後、あるいは虚弱体質で疲れやすく、発汗しやすいものに使用する。

十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)

上の症状で、貧血があるものに。

体質改善の食事療法

汗をかきすぎる体質の人は、食事を工夫する必要がある。最も効果があると考えられているのは玄米食だ。これにアズキを加えたものを常食とし、こなれるようによくかむ。玄米食で体質改善をはかることができるのである。

おかずとしては、フライパンで炒った煮干し・大根おろし・ドジョウの柳川鍋・カキ鍋・ヤマノイモ・シジミのみそ汁などがよいといわれる。なおヤマノイモは山薬(さんやく)、あるいは薯蕷(しょよ)といい、漢方に使われる生薬でもあり、滋養強壮剤であるとともに、止渴・止瀉にも役立つ。できるだけ食べるようにするとよいだろう。

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