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サツマイモの効果、効能について

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▼成人病予防、整腸

冬の風物詩に焼芋屋の行灯がある。「好藷あり好日とこそ言ふベけれ」と、芋を喜ぶ人は多い。とくに甘い薩摩芋は人気があって、明治から町の曳き売りをやってきた焼芋屋は、石焼芋、壺焼芋のほか西京焼や大学芋など、その焼き方も多彩だ。焚火や囲炉裏の煙にむせながら焼芋の皮をむいた思い出も郷愁をそそられる。薩摩芋と庶民の縁は深いのだ。

サツマイモとは

サツマイモはヒルガオ科に属する唯一の食糧作物で、温帯では一年生だが熱帯では宿根性になることもある。中央アメリカの原産でコロンブスがヨーロッパに伝え、日本へは江戸になってから渡来したらしい。青木昆陽が薩摩経由で各地に持ち込んだことからサツマイモの名がついたとか。

イモ類の中でも甘味があるのは薩摩芋ぐらいであろう。糖質が多いのが特徴で、炭水化物の代薬を促すビタミンB1や美容に欠かせないC、E、不溶性セルロースなどの食物繊維も豊富だ。ビタミンCの含量は生だとジャガイモに劣るが、蒸すと上回る。加熱しても損なわれない特質があり、200グラムの薩摩芋を1本食べれば1日の必要量をほぼ満たす勘定になる。

サツマイモの効果、効能

ビタミンCは感染症への免疫力を高めるほか、コラーゲンの生成を助けてシミやソバカスを防ぐ。血管の老化につながる過酸化脂質を抑える働きのEを、玄米の倍近く含んでいることも重宝だ。Eは活性酸素の毒性を消すと同時にE自体の活性も失うが、CはEの活性を取り戻す働きもあるので、CとEが共存する食材は都合がよいわけ。

そして高く評価したいのは便通をよくすることだ。不溶性食物繊維のセルロースは吸水性が強く便の量を増やしてくれる。それに白い乳汁のような成分のヤラピンは便を柔らかくする働きがあるので、便秘への相乗効果が期待できるのだ。動脈硬化や大腸ガンの予防には、薩摩芋を大いに食べることである。

民間療法

薩摩芋は民間療法としても利用されてきた。胃腸の弱い人は薩摩芋を煮て食べると丈夫になるといわれるが、ショウガ、ナツメなどといっしょに煮ると効果はさらにアップするだろう。そしてこのところ注目されているのは紫色をした品種。これはアントシアンというポリフェノールの色素のせいで、眼精疲労に効果が確かめられている。肝機能を強化するともいわれ、将来の薬効開発が楽しみだ。

ところで、薩摩芋を食べると太るとか、おならが出ると敬遠する人がいる。これだけ栄養に恵まれた食材にソッポを向くのは考えられないこと。ご託を並べる前に便通を治してすっきりするだけでも誤解は溶けそうなものだ。「いも粥や垣根の霜を見やりつつ」という句もある。芋粥は老人食に勤めたい。ふかす、焼くだけでなく、煮る、蒸す、揚げる、そして芋粥など、調理法も考えてみよう。

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