たけしの家庭の医学で特集の漢方。冷え性や便秘への効果とは
- 2017/2/1
- 症状別の漢方
漢方の専門外来数を設けている大学病院は2002年には日本全国に19しかなかったのが、2016年には81院中79の大学病院で漢方治療が行われている。その注目度の高さに着目した番組の内容でした。漢方の有効性については、どうしても西洋医学が先行し、なかなか注目されることが無かったので、番組の内容に沿ってお話が出来ればと思います。西洋医学で対応できない場合にも漢方なら治療ができるケースも多く、西洋薬と漢方薬の合わせ技の効果とは?
目次
漢方薬のイメージとは
番組の冒頭に待ちゆく人にアンケートを撮っていましたが
①漢方と聞くだけで構えてしまう。でも知らない間に漢方薬を飲んでいるかもしれない。
②漢方はずっと飲んでいるから良いと思います。西洋医学の薬よりも身体に優しいイメージがある。
③色んな薬を飲んでも結局効かないから漢方薬に頼るイメージで飲むことがある。
などの意見が出ていました。効果は良く分からないけど、身体に優しいイメージがある。という意見が多数を占めた様ですが、予想通り、一般的な方々が思い描くイメージでした。意見としては『なんとなく効く』程度のもので、まだまだ漢方の力を実感している人は日本には少ないということが分かります。当サイトとしては、もっともっと広く、多くの方に魅力を知っていただきたいと思っています。
高血圧から認知症まで長引く不調改善
今までほかの様々な治療を試しても全身の痛みが収まらなかった女性が漢方薬の治療で改善された。
また、これまでの治療では下がらなかった高血圧が漢方治療で劇的に改善されたとたけしの家庭の医学で言っています。
漢方が高い効果を発揮するのは
原因のよくわからない未病と言われるものです。その中でも得意なものが
①冷え性②便秘③肩こり
漢方外来に来られる方の代表的な症状でもあり、西洋医学で調べても原因が分からない不調になります。
そんな症状の方々に対して、たけしの家庭の医学でも言っていますが、身体の状態を改善して、不調の出ない身体に変えるのが漢方の治療です。
冷え性や肩こりへの効果の検証
不調の出ない身体を作る漢方のすごさ
①その人に応じた治療
②生薬の力
③世界が認めたツボの効果
冷え性の方への対応
一人目の女性
・冷え性歴20年
・こまめな運動
・唐辛子を食べる
以上の様な女性がたけしの家庭の医学に出てきました。こまめな運動や、唐辛子を食べてもあまり効果は感じられない。そしてその方の不調の解消方法は。診察の結果、一人目の女性の冷えの原因はストレスにあるとのこと。
選ばれた漢方薬は『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』。これはストレスなどで高まった交感神経を鎮める作用がある。
そして、治療前と治療後の足と手の表面温度を計測すると見事冷え性が改善されていました!
二人目の女性
・冷え性歴30年
・カイロやお湯で手足を温める
以上の様な女性が2人目の例としてたけしの家庭の医学に出てきました。このケースの解消方法は。診察の結果、二人目の方の冷え性の原因は血がドロドロしている、血の滞りが原因ということ。
選ばれた漢方薬は『加味逍遙散』。これは血の流れをよくする作用があります。
一人目の女性と同様、治療前と治療後の足と手の表面温度を計測するとこちらも見事冷え性が改善されていました!
治らない便秘に漢方薬の驚くべき効果
便秘に困っていた方の体験談
その女性は何度も消化器内科に通うが、いくつもの薬を処方され併用することになった。するとある日突然腹痛が彼女を襲う。
耐え難い痛みに我慢の限界を超えて救急車で運ばれる事態になりました。
原因は腸閉塞で腸のいたるところに便の塊が!
その時は浣腸で何とか乗り越えるが、そのあとさらに強力な薬を処方されたが、改善せず。
何度か救急搬送されるという生活が続くことに。
そこで事態を重く見た医者から漢方をすすめられる。
その後、漢方薬を併用して飲むこととなり、三か月後には便通は調子が良く改善の兆しが!
一年後には、便秘はなしという状態に!
漢方の力はすごいですね。
まとめ
漢方がテレビで取り上げられるというのは非常に喜ばしいことですね。これを機により多くの方に漢方の良さを知っていただき、当サイトを利用して知識を吸収して頂ければ幸いです。冷え性、肩こり、便秘。どれも漢方の得意分野です。また、それだけではありません。ほかにもさまざまな症状に対応ができるのは当然のことですが、西洋医学で病名が分からない。対応できない症状の場合にも対応できるのが漢方の魅力の一つです。
え性、肩こり、便秘のほかにも、不調を感じたらいつも行ってる病院ではなく、漢方外来を試してみませんか?