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痩せすぎの方におすすめの漢方薬7選

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少しずつ痩せていく場合が問題

痩せの定義は、標準体重(後述参照)より一〇パーセント低かったら異常、二〇パーセント以上低ければ病的(学問的には、るい痩(そう)という)ということになっている。

痩せすぎている人は多くの場合、体質的なものが関係しているようである。遺伝的なものもあるが、ふつう胃腸が弱く、神経質な人に多い。

しかし、痩せすぎという現象は、日常生活になんの苦痛もなければ、ふとりすぎほど心配することはないだろう。

痩せすぎの方に考えられる病気

問題になるのは、体質的な痩せではなく、少しずつ体重が減っていくという場合である。しかも、なんにも痩せるための努力をしていないのに、というときである。以前なら結核性疾患を疑ったところだが、現在ではまずガンを考えてみるべきだろう。食欲不振とともに貧血

をともなう(胃ガン・膵臓ガンなど)、血タンがある(肺ガン)というときには、早めに専門医で精密検査を受ける必要がある。

そのほか、痩せてくる病気には、糖尿病(多尿・のどの渇きをともなう)・慢性胃炎・胃かいよう・十二指腸かいよう・慢性の下痢・慢性の肝臓病(この場合は食欲不振がある)・甲状腺機能亢進症(眼球が突き出したり、のどの腫れがある)などが考えられる。とにかく痩せていくというときには、必ず医師に相談することが必要である。

もっとも、思春期の女性で思い悩むことがある場合や、体質的に夏に弱い人が急激に痩せることがあるが、悩みが解決したり、秋になると、元にもどるものである。ただし、秋になっても元どおりにならない夏痩せの場合は要注意だ。

漢方の多くは胃弱体質改善の処方

痩せすぎでも、病気によるものは、原病治療が原則である。けれども「診察してもらったが問題になるような原因はなかった。しかしどうしてもふとりたい」というときには、次の処方を気長に服用してみてはいかがだろう。むろん、食生活にも気を配るのはいうまでもない。

痩せすぎの方におすすめの漢方薬

小建中湯(しょうけんちゅうとう)

顔色がわるく、いくら食べてもふとらない、よく腹痛を訴え、鼻血を出す人に。

大建中湯(だいけんちゅうとう)

顔色がわるく、疲れやすい、お腹に力がなく、冷えて腹痛を起こしがちな人によい。

人参湯

顔色がわるく、腹部は軟弱で小食、甘いものを好み、冷えると腹痛を起こす人に用いる。

附子人参湯

上の症状がより強い人に用いる。

六君子湯(りっくんしとう)

体力がややおとろえ、胃部がつかえ、血色がわるく、脈も腹壁も力がない人に。

蒲公英湯(ほこうえいとう)

胃弱の体質で、頭痛・肩こりがありかぜをひきやすく、イライラしやすい女性に。

十全大補湯

病後で全身が衰弱し、貧血・食欲不振があり、手足が冷え、寝汗をかくものに。

カロリーが低ければふとれない

「痩せの大食い」ということばはあるが、実際には小食の人が多い。胃腸が弱い傾向があるだけに量は少なくてもカロリーの高いものを食べ、積極的に運動することをお勧めする。

民間療法的には、ヒネショウガ(生姜)とかシソの葉(蘇葉(そよう))を用いるが、いずれにせよ、いかに食欲を促進させるかという工夫をすることだ。

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