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冬瓜(トウガン)の食材としての効果、効能

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▼利尿、緩下、消炎

中華料理にはよく冬瓜(トウガン)が使われる。冬瓜と書いて冬瓜(トウガン)と読む。盛夏の季節料理だが、貯蔵でき、冬でも食べられるからこの名があるという。味は淡泊で上品な風味があり、脂っこい料理のあとの口直しによい。和食でも煮物、味噌汁、クズを加えたすまし汁の身に、そして漬物にも用いられる。スイカのように大きいので切り売りもしているようだ。

冬瓜(トウガン)とは

冬瓜(トウガン)は熱帯アジアの原産でウリ科の一年生蔓植物。古い時代に中国から伝わり、畑で栽培れてきた。茎が地上を這い、巻きひげがある。夏に黄色い花を開き、果実は大きくて球形か円筒状。果肉は厚く白色で水分が多い。中心部が空洞で六列の筋には多数の種子がついている。

冬瓜(トウガン)の効果、効能

食用にするのは果肉だが、その90%以上は水分だ。栄養素はビタミンCとカリウム程度。何よりのメリットは利尿効果があって体熱を冷まし、暑気あたりを防いでくれることだろう。夏野菜の特徴である。生のしぼり汁を飲むと発熱や糖尿病の喉の渇き、食あたりに効く。尿の出が悪いときは冬瓜(トウガン)のしぼり汁に蜂蜜を加えて飲むと効果がある。

漢方では種子を日干しにしたものを「冬瓜子」といい、利尿、緩下、消炎の目的に使う。冬瓜子には脂肪油とサポニン類が含まれており、肛門周囲炎、尿道炎、痔疾、月経困難症などに用いる大黄牡丹皮湯などは冬瓜子を配合した代表的な処方だ。民間薬でも冬瓜子5~10グラムを500㏄の水で半量に煎じ、食間に1日3回飲むと腫れ物や浮腫に効くと伝えられる。

摂取方法

また冬瓜(トウガン)の果皮を日干しにして刻んだものを保存しておき、体にむくみがあるとき1日量20グラムを煎じて3回に分服する方法もあった。これは利尿作用を狙ったもので、ダイエットにも効果的。さらにソバカスをとるのに冬瓜子と白桃花を同量粉末にして蜂蜜で練り、これでパックすることもかなり知られている。

冬瓜(トウガン)は含め煮が一般的な食べ方だ。淡泊なので旨味のあるものと組み合わせるとよい。田楽にしたり、そぼろあんかけにすると淡泊な味が引き立つ。皮を剥いて大きめに切り、下茹でしてから調理する。下茹でをして密閉容器に入れ、冷蔵庫に保存しておくと、汁の身としてすぐ使えるから便利だ。

「冬瓜のころげて荒るる畠かな」という句があるが、実は保存性を考えてわざと収穫しないわけで、野放図に放っておくのではない。江戸の『農業全書』には冬瓜の項に「まだ白き粉を生ぜざるときはとるべからず。早くもぎたるはくさりやすし」とあった。「さばさばと生き来て厚き冬瓜汁」という味な句もある。

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