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ミョウガの食材としての効果、効能について

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ミョウガ▼健胃、整腸、消炎

わたしはよくミョウガを食べる。その芳香と辛味が食欲を促してくれるからだ。冷や奴にミョウガを刻んで添えたりするのもこの原理。また漬物や味噌汁にミョウガをそっと加えるだけで味が違ってくる。その効果は、シソと双璧をなすものだろう。「茗荷漬千万言の言葉もち」という句があるくらいだ。板前さんにいわせると、ミョウガほど隠し味に喜ばれるものはないという方もいる。

ミョウガとは

ミョウガは中国の東南部の原産でショウガ科の多年草。列島各地の山野に自生するが広く栽培もされている。初夏に出る若い茎をミョウガタケ、夏から秋にかけて地下茎から出る花穂をミョウガノコと呼ぶ。小型の夏茗荷と大型の秋茗荷とがあり、快い香りがあるので薬味のほか汁の実、酢の物、揚げ物、漬物、サラダなどに使われ、食卓に彩りを添えてきた。

ミョウガの効果、効能

『正倉院文書』や『延喜式』にも茗荷の記録があるので、かなり古くから食用に供されたようである。庶民の間にも知られるようになってから、消化促進の薬にも使われた。成分はαピネンなどの精油。この成分は体にこもった熱を冷ましたり、血行をよくする作用もあるので、夏バテや冷え症の改善に効果がある。ほかの栄養素としてはカルシウムとカリウムが多少含まれている程度。

薬用としてはミョウガよりもハナミョウガの効用が知られている。生薬名を「縮砂」といい、晩秋に赤く熟した果実から種子を取り出して陰干しにしたものを健胃、腹痛、下痢などに用いてきた。芳香があってシネオール、βピネンのほかフラボノイドのアルビノンも含む。これも同じショウガ科だから、料理に用いて香り奈楽しむのによい。

ところで、ミョウガを食べると物忘れするという俗説がある。どうやら落語の「茗荷客」から広まったらしい。泊まり客にたくさんミョウガを食べさせて大金の入った財布を忘れて行くよう仕組んだ宿の主人が、財布を取り戻された挙げ句に宿賃も貰い損ねる話。川柳にも「茗荷汁の馳走それから物忘れ」とあるが、ミョウガにすればとんだ濡れ衣だった。根拠のない迷信である。

民間療法

ミョウガは、添える食材で量をたくさん食べるものではない。しかし歯ざわりがいいし、さわやかな香りが魅力。そしてあの辛味成分には眠気を覚ましたり、毒を制する作用もある。民間療法では口内炎や喉の痛みを和らげてくれるとも伝えられてきた。少量食べても効用の広い食材なのである。

というわけで、わたしなどは味噌をつけた生のミョウガを晩酌の肴に楽しむほどだ。ラッキョウとも違う味があって、ビールとも酒とも合う。「二回目を新鮮に読む物忘れ」などは歳のせいであって、ミョウガに転化しようなどとは思ったことがない。

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