皮膚になんの反応もない場合が問題
肝臓病などの内科的原因によるものだから、医師(内科)の診察を受けるようにする。
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皮膚搔痒症の症状
発疹などのこれといった症状はないのに、皮膚や粘膜に強いかゆみを訴える病気だ。全身どこにでも出現するが、局所にくるものを陰部掻痒症・肛門搔痒症などという。
一度かゆみが強くなると、かきむしったり、ヘたに薬をつけたりするので、二次的に湿疹を起こすことが多い。一般に、老人は皮膚が乾燥するのでこれにかかりやすい。
漢方はがんこなかゆみに用いる処方
内科的治療ののち、がんこなかゆみに次のような処方を用いると、軽快することがある。
皮膚のかゆみに効果的な漢方薬
桂麻各半湯
かゆみの起こりはじめによい。
真武湯
虚弱な人や老人で、手足が冷えやすく冬になるとあらわれるものに。
当帰飲子(とうきいんし)
老人で、皮膚に油気が少なくなり、かゆみのつづく人に用いる。
竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)
陰部や肛門の掻痒症に一般的に。