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生姜は漢方でも活躍する温活食材!効能と摂り過ぎによる副作用は?

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生姜といえば、日本に伝わる薬味としてだけでなく、冷え症改善に活用される温め効果の高い食材としても知られています。料理や飲み物などに幅広く応用できますが、その効能は温める効果だけではありません。また、逆に摂り方によっては体が冷えてしまうことも。

そこで、今回は生姜の効能と摂り過ぎによる副作用についてご紹介します。

 

生姜とは??

もはや説明不要なほど有名な食材である生姜は、ショウガ科の多年草で、根を用いたものが一般に「生姜」または「根生姜」と呼ばれています。日本では年中通して手に入りやすく、すりおろしたりスライスして料理や飲み物に活用され、毒消しの意味を持つ薬味や和ハーブの1種としても愛用されています。

生姜は実は漢方にも非常によく使用されている植物です。漢方では古くから薬効を持つ生薬として活用されおり、生のまま乾燥したものを「生姜(ショウキョウ)」、蒸してから乾燥させたものを「乾姜(カンキョウ)」といいます。その目的によって「生姜」と「乾姜」は使い分けられています。

 

生姜の効能

生姜には様々な成分が含まれていて、それぞれの効能を発揮しています。

香りの成分「シネオール」・・・食欲増進、疲労回復、夏バテ防止、健胃、解毒、抗炎症作用

辛味成分「ジンゲロール」・・・殺菌作用、ガン抑制作用

辛味成分「ショウガオール」・・・血行促進作用、体を温める作用、新陳代謝アップ、発汗作用

 

生の状態に多く含まれる「ジンゲロール」は加熱することで「ショウガオール」に変化します。そのため生姜は温めたものの方が体を温める作用が高まります。その仕組みは生薬にも応用されていて、生のまま乾燥させた生姜よりも蒸してから乾燥させた「乾姜」の方が体を温める作用が高くなります。

さらに、生姜には食物繊維が豊富に含まれているので小腸からの糖質や脂質の吸収を抑える効果があります。また食物繊維は腸内細菌のエサとなり便通を改善する効果もあるため便秘にも!冷えた体を温める作用もあるのでダイエットにもおすすめの食材です。

生姜(ショウキョウ)

生のまま乾燥させて作られる「生姜」は主に胃腸薬や風邪薬に用いられます。主な作用は胃の機能を高める健胃作用ですが、吐き気を抑える作用や、鎮痛、下痢止めとしての作用もあります。そのため胃腸の調子が優れない時には生の生姜をすりおろしたものを摂るのがおすすめです。全身が虚弱な方の風邪や、むくみにも活用できます。また女性の場合、生理痛のときに摂取すると痛みを和らげることができます。温かい飲み物に少しすりおろした物をプラスして飲んでみましょう。

 

代表的な漢方薬:桂枝湯、葛根湯、六君子湯、真武湯、半夏厚朴湯 など

 

乾姜(カンキョウ)

蒸してから乾燥させて作られる「乾姜」は体を温める作用に優れています。主に体を温める作用に優れた「ショウガオール」が多く含まれます。

乾姜は胃腸が冷えているときの下痢や便秘、腹痛のときに用いると効果を発揮します。また、胃に水が溜まっている状態や手足の冷え、尿量が多いときなどに水はけを改善する効果もあります。特に冷えが強い人に用いる漢方薬によく配合されています。

 

代表的な漢方薬:人参湯、大建中湯、柴胡桂枝乾姜湯、小青竜湯、苓姜朮甘湯など

 

生姜の副作用

生姜を薬味やスパイスとして使う程度であれば安全だと考えられていますが、薬効を期待して摂りすぎると副作用を起こす場合があります。胃腸に強く働き過ぎることで、胃の不快感や胸焼け、下痢などの軽度な副作用が報告されています。また一説によれば、胆汁を増加させる作用があることから、胆石のある人は注意するべきとも言われています。治療中の病気がある人は、生姜の摂取について医師に確認しておくと良いでしょう。

また、妊婦さんにおいては妊娠中の吐き気やつわり、悪心を和らげるという報告もあり摂りすぎによる悪影響は確認されていませんが、念のため主治医に相談しておくと安心です。

生の生姜の摂りすぎに要注意

食品なら安全と思っていても、摂り過ぎはなんでも良くありません。特に生の生姜には末梢血管を拡張させて熱を放散させたり、発汗を促す作用があるため摂り過ぎると逆に深部の熱が冷えてしまうことがあります。生の生姜は1日あたり5-10g、親指サイズまたはスライスなら5−6枚程度が適量とされています。健康を害することがないように、摂り過ぎには気をつけましょう。

 

生姜を活用して胃腸の不調や冷えを撃退しよう!

生姜はその摂り方しだいで効果が変わる食材です。胃腸の調子が優れない時や、生理痛などの痛みがあるときには生の生姜を少量取り入れましょう。冷えが強い人は乾姜を取り入れる方が温め効果が高まります。強い冷えにより体調が優れない人は乾姜を配合した漢方薬を活用すると良いでしょう。食材から漢方薬まで幅広く活用される生姜を賢く活用して、胃腸の不調やしつこい冷えを撃退していきましょう。

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