menu

漢方薬が効かない人に知ってほしい!漢方薬を活用する3つのポイントを葛根湯を例に解説

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

漢方薬を試したけれど全然効かなかった、という経験はありませんか?

例えば、風邪に効く葛根湯を飲んだのに効かなかったという方も多いのではないでしょうか。

漢方薬を効果的に活用するためには、使用する人の体質、使用するタイミングなど、いくつかおさえるべきポイントがあります。

そこで、当記事では、風邪などに用いられる「葛根湯」を例に、漢方薬が効かない理由と、漢方薬を活用するためのポイントについてまとめました。漢方薬が効かなかったご経験のある方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

漢方薬とは

漢方薬は、植物や鉱物などの生薬を組み合わせて作られた薬です。西洋薬が単一の有効成分であるのに対して、漢方薬の有効成分は多様です。

漢方薬のルーツは中国にあります。例えば、葛根湯という漢方薬は、3世紀に中国で編集された医学書に初めて登場しました。そして、諸説ありますが、漢方薬は5~6世紀に日本に伝わり、今日に至るまで活用されています。

葛根湯が効かないこともある?

葛根湯は、身体を温める作用のある桂皮(けいひ)・麻黄(まおう)、身体の熱を逃がす作用のある葛根(かっこん)などの生薬で構成されている漢方薬です。医師が処方し、健康保険の対象になる医療用医薬品と、ドラッグストアなどで購入できる一般用医薬品の2種類の形態で販売されています。

初期の風邪といえば葛根湯といわれるほど、有名な漢方薬ではありますが、実は誰にでも効くわけではないことをご存知でしょうか。また、同じ風邪であっても、葛根湯が効く場合と効かない場合があります。

では、最大限に漢方を活用するにはどうすれば良いのでしょうか?

 

漢方薬が効かない理由と対策

それでは、具体的に漢方薬が効かない理由について確認していきます。

体質に合った漢方薬を選んでいない

漢方薬は、使用する人の体質に合わせて用いられます。例えば、漢方薬の一つである葛根湯の説明書には、基本的な注意点として「患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること」という一文があります。

「証」とは、体質や症状のことで、体調不良の原因がどこにあるのか、身体のエネルギーはどの程度あるのかなどの指標をもとに特定されます。そのため、漢方薬が効かない理由の一つとして「自分の証に対して漢方薬が合っていない」ことがあります。

葛根湯が適している証は、身体の表面に冷えがあり、エネルギー・体力が比較的ある状態です。このような状態で葛根湯を用いると、身体を温まり、発汗が促されて、熱が下がります。

さらに、葛根湯の場合には、「かぜの初期で首の後ろのこわばり、寒気がするが汗は出ない」という症状が、使用を判断する目安になります。もし、汗が漏れ出ているような場合には、桂枝湯など別の漢方薬を使うことが勧められます。

使用するタイミングが誤っている

漢方薬を使用するタイミングも重要です。葛根湯は、風邪の引き始めに用いられます。

多くの場合、風邪の原因は、西洋医学的に考えると、ライノウイルス(大人)、RSウイルス(子供)をはじめとするウイルスの感染です。

漢方では「外邪」として捉えて、特に寒気がする場合には「風邪(ふうじゃ)」とともに「寒邪(かんじゃ)」が体表に侵入したと考えます。この寒邪が体表に入ってきた段階が、葛根湯を使うべきタイミングです。寒邪が侵入して冷えた状態を、葛根湯で温めて発汗を促すことによって、汗とともに邪を外に追い出す作用があるためです。

養生のポイントを押さえていない

漢方薬には、服用する場合に、効果を引き出すためのポイントがあります。

葛根湯の場合には、服用後に温かいものを食べる、服用後、身体を冷やさないようにするなどの、効果を引き出すコツがあります。せっかく葛根湯を飲んだとしても、特に体を温めてあげずに、体を冷やすようなことをすると効果を妨げてしまいます。

また、葛根湯は体温を上げて、免疫力を高める事で効果を発揮するため、解熱薬を併用して無理に熱を下げないほうが良いと言われています。

効果を実感する前に服用をやめてしまう

葛根湯は、風邪以外にも、副鼻腔炎や中耳炎、肩こりなどに用いられますが、症状によって、効果が現れるタイミングは異なります。例えば、風邪に対しては、数日間で効果を発揮しますが、副鼻腔炎や肩こりなどの慢性的な症状に対して用いる際には、効果を判断するために、より長い時間が必要です。期待する効果によって適切な服用期間を守るようにしましょう。

以上のように、漢方薬を活用するためのポイントがいくつかあります

 

漢方薬が効かない場合には、漢方薬の専門家に相談しよう

漢方薬が効かない理由としては、漢方薬と体質が合っていない、使用するタイミングが誤っている、効果を実感する前に服用をやめてしまうなどの理由が考えられます。そのため、体調不良に対して漢方薬を効果的に使用するためには、自分の体質に合った漢方薬を選ぶ、適切なタイミングで用いる、服用する際のポイントを押さえる、効果が現れるまでの期間を知ることが重要です。

漢方薬がどのくらいの期間で効き始めるか、服用する際にどのような事に気をつける必要があるかなどの情報は、インターネットなどで調べても見つからないことが多いかと思います。特に漢方薬は、自分の体質に合わせて選ぶことが大切で、その判断には専門的な知識や経験も必要になり、なかなか個人レベルでは難しいものです。そんな困ったときには、漢方薬に関する知識と、使用経験が豊富な漢方薬の専門家にたずねることで、自分の症状にあった漢方薬や、使用するタイミング、効果が現れるまでの期間などについて知ることができます。

漢方薬が効かない経験をしたことがある方は、これらのポイントについて知識と経験が豊富な漢方の専門家を訪ねてみてください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ピックアップ記事

  1. 漢方薬のメーカーはどこがいい?各漢方メーカーの違いを解説!

  2. オーダーメイド漢方を専門アドバイザーがご提案!

  3. 更年期障害に効果的な10種の漢方薬

ページ上部へ戻る